エッセイ

見果てぬ日本 司馬遼太郎・小津安二郎・小松左京の挑戦

政治思想史研究者による、3人の作家、映画監督の評論集。著者の丹念な下調べと膨大な知識量から紡ぎ出される作品論は読み応え抜群で、ただ3人を並べているのではなく、未来志向のSF作家・小松左京、過去のロマン …続きを見る

鬼降る森

著者の生まれ育った高千穂の風土を描ききった一冊だ。高千穂というと宮崎県の、延岡から東に5-60km、熊本県の阿蘇山との間の県境の険しい山合いの町で、天孫降臨の神話の舞台となった地でもある。だが著者の描 …続きを見る

ツノだせヤリだせ―たけし軍団物語

たけしの威を借りて調子に乗りまくっていた「たけし軍団」絶頂期に出されたタレント本。彼らがアイドル扱いされていたという恐ろしい事実はもはや誰も知らないかもですが、この本を読めばあの時代、軍団ってのは本当 …続きを見る

ものは言いよう

ヨシタケシンスケさんご本人にフォーカスを当てた本。ヨシタケシンスケ完全読本。絵本のできた背景とかが語られていて興味深いです。ヨシタケシンスケさんのお気に入りの本や、本屋さんで買ってみた本のコーナーがす …続きを見る

北のまほろば―街道をゆく〈41〉

1996年に亡くなった司馬の、94年の冬と夏の旅をまとめたもので、最晩年のエッセイになる。街道をゆくはこの後、三浦半島記と絶筆となった濃尾参州記のみで、一連のシリーズの中でもかなりの厚みがあり、それだ …続きを見る

古文書返却の旅――戦後史学史の一齣

著者は日本中世史の学者・網野善彦。といっても、日本史学の本流である政治史ではなく、中世から近世にかけての漁民や流通に従事した名もなき人々や、寺社の清掃や牛馬を扱う人々などを研究していた、言ってみれば異 …続きを見る

大家さんと僕 これから

なんていい話なんだ。泣いちゃったよ。 日本中がほっこりした、カラテカ矢部太郎さんと、彼が住む家の大家さんとのやり取り。 日本中の誰もが、見たことも会ったこともない大家さんに暖かい想いを寄せてい …続きを見る

ロッキング・オン天国

洋楽誌『ロッキング・オン』の編集長を1990年から96年にわたり勤めてきた増井修さんの解雇エッセイならぬ回顧エッセイ。 増井修ファンはロッキング・オンとの裁判の経緯が知りたいところだろうけど、そのあ …続きを見る
BY: takahashikazuna

せまいぞドキドキ

ヨシタケシンスケさんのイラスト&エッセイ集。 押し入れや回転ドアといった狭いところが大好きなヨシタケシンスケさんがそれらの魅力を語る、というものです。 どうでもいいですね。でも世の中がどうでもよく …続きを見る

適当日記

日本語で書かれたありとあらゆる日記のなかでもっとも面白い完成形だと思う。 文章力とかそういう次元じゃないんですよね。高田純次の人間力がとんでもないから爆笑に次ぐ爆笑。面白い文章を書けるエッセイストは …続きを見る

夜は、待っている。

日本一日本語が上手くて日本一の哲学者(個人的主観)の糸井重里の本が面白くないわけがないわけで。この世に完璧な本があるとするなら、ひとつの正解がこの糸井重里の「小さいことば」シリーズだと思います。 フ …続きを見る

ラリルレ論

Mr.Childrenの桜井和寿に「日本の詩のレベルはここまできた」と言わしめたRADWIMPSのフロントマン・野田洋次郎のとある一年間の日記。 桜井和寿が絶賛するほど、野田洋次郎の綴る歌詞はとてつ …続きを見る

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