80-89点
陰翳礼讃/東京をおもう 谷崎潤一郎
『春琴抄』に感動して、エッセイにも手を伸ばしてみました
谷崎潤一郎の書く日本語は美しいけれど、『春琴抄』ほどは面白くなかったですね
時代的には日本がどんどん洋風にかぶれていって、日本そのものの …続きを見る
地球の歩き方 ゴールドコースト&ケアンズ グレートバリアリーフ ハミルトン島 2024~2025 地球の歩き方編集室
コロナ禍後にはじめて海外に行きました
地球の歩き方の信者なので本書を持ってケアンズに
地球の歩き方って、タイトルに地名が複数あるとその観光地はそんなに見るものがない、という法則があります
本 …続きを見る
図書館のプロが教える〈調べるコツ〉: 誰でも使えるレファレンス・サービス事例集 かながわレファレンス探検隊
いろんな読書術や勉強法的な本に、「読みたい資料にたどり着くための力が必要で、この本はその最適解」と書いてあったので読んでみました
読みたい本を探す方法しか載っていない本だと思っていたら、プロフェ …続きを見る
雨を綴る しぐれうい作品集 しぐれうい
高いよKADOKAWA!
3960円!
128ページ!!
しぐれういという、5万部間違いなしの2024年を代表する超人気作家に対して足を引っ張る価格設定
中村佑介みたいに30万部いくポテン …続きを見る
ポップス歌手の耐えられない軽さ 桑田佳祐
はじめて桑田佳祐の書く文章を読みました
桑田佳祐ほどの大物なら、語り起こしかライターが書いた文章だろ、と思ったらガチで桑田佳祐さま御本人が執筆されてびっくりしました
本書はコロナ直前の2019 …続きを見る
死にたい夜にかぎって 爪切男
例えるなら、チャンス大城さんみたいに数奇な人々や出来事に巡り合いがちな、爪切男さんの商業初のエッセイ集
チャンス大城に文才があったらこんな感じなのかな、と思って読みました
と思ったらチャン …続きを見る
日本ロングトレイルガイドブック JAPAN LONGTRAIL GUIDEBOOK ロングトレイル協議会推薦ガイドブック 山と溪谷社アウトドア出版部
点数をつけるなら80だけどトレイルに対する知識がなさすぎるので暫定
先日読んだグランマ・ゲイトウッドの本に完全に触発されて、山を歩きたい! と思って読んでみました
日本にもいっぱいロングト …続きを見る
パーティーが終わって、中年が始まる pha
元「日本一有名なニート」になったんですね
もうニートではなくなったんですね
年を取ることについての社会的な居心地の悪さを、SPA!の「中年サラリーマン老害」以外の切り口で書くとこうなるんですね …続きを見る
きみのまち 歩く、旅する、書く、えがく 今日マチ子
コロナ禍の日々を「わたしのstayhome日記」として発表し続けてきた今日マチ子さんが、コロナが開けてようやく旅行に出かけた台湾での絵と文章での記録
今日マチ子さんにとって初のエッセイ集らしい
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ありえない仕事術 正しい“正義”の使い方 上出遼平
ハードボイルドグルメリポートの上出遼平さんの仕事術の本
だけどぜんぜん仕事術の本じゃなかった
それがいい意味でびっくりした
そのびっくり感をあじわってほしいのでここでは一切のネタバレをしませんが …続きを見る
最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか ジェームズ R・チャイルズ, 高橋健次
チェルノブイリだったり、スリーマイルだったり、チャレンジャー号だったり、人類史に残る最悪の事故はどのように起きたのか、事故が起こるまでなんの対策もされていなかったのか、どんな予兆があり、逆にだれも問題 …続きを見る