弘中アナ、可愛いですよね。番組いっぱいやってて、自分で構成も考えて、インスタグラムやYouTubeもやってて、めちゃくちゃ多忙なはずなのに本まで出すなんてどこまで仕事させるの!? って思ってました。
でも「はじめに」を読めばわかるんですけど、弘中さんが自ら望んで文章を書くようになったんですよね。アナウンサーという仕事は原稿を読むだけで、自分の核を知られていないのに「好きな女子アナランキング」とかに入れられたり、SNSで悪口を書かれたり。そんなジレンマから「本当の自分を知ってほしい!」というところからこの連載はスタートします。
で、弘中さん、かなりいい文章書きます。力が抜けていて、読みやすくて、スーっと入ってくる文章。
文章がすごくいいのと、本もすごくいいです。写真がめっちゃくちゃいい。全写真100点。判型も紙もデザインも完璧。この連載を載せたのがHanakoでよかった。マガジンハウスじゃなかったらよくあるA5判やワイド判のタレント本になっていたと思う。この形はフォトエッセイ本の新しいスタンダードになると思う。本の世界には少し革命が起こりました。
アドセンス336×280レクタングル(大)
関連記事
ILLUSTRATION 2019 平泉康児
この2019年版だけ若干のプレミアがついてます。なぜ。
近年の『イラストレーション』のように新人中心。
面白いな、と思う一方で昔の最高な『イラストレーション』を知っているだけに「もっと行ける!」っ …続きを見る
ILLUSTRATION 2017 平泉康児
前号の2016で「新人を発掘し始めた」って書いたんですけど、この年は思いっきり新人ばっかりですね。2013年の号は絵画だったり、イラストだったり、チープアートだったり、その界隈で伝説級の人ばかりが載っ …続きを見る
仁義なき戦い 浪漫アルバム 杉作J太郎, 植地毅
東映不朽の名作あの「仁義なき戦い」のファンブック。当然、仁義シリーズが好きな人に向けた内容ですが、杉作J太郎、植地毅、吉田豪といったライター陣の熱量がハンパないので、単純にサブカル本としても十分に楽し …続きを見る
歴史の中で語られてこなかったこと おんな・子供・老人からの「日本史」 網野善彦
歴史学者・網野善彦の晩年の対談集。民俗学者の宮田登との3度にわたる対談を収録している。原著は1998年に出たもので、2012年に新書、2020年に文庫として3度も刊行されているところを見ると、根強い読 …続きを見る
ラクガキノート 窪之内英策作品集 窪之内英策
先日、BUMP OF CHICKENの東京ドーム公演に行ったんです。そのときにワンピース×カップヌードルのアオハルの映像が流れたんですね。で、「誰がこの絵を描いてるんだろう」と思ったんです。で、調べて …続きを見る
BRUTUS特別編集 合本・居住空間学 COLLECTION BRUTUS
部屋や家、インテリアの本が好きです。BRUTUSの家本ならまあ間違いはないですよね。casa BRUTUSっていう建築だけの雑誌もやってるし。楽しく読みました。いいなあ~憧れるなあ~って。
ただね、 …続きを見る