弘中アナ、可愛いですよね。番組いっぱいやってて、自分で構成も考えて、インスタグラムやYouTubeもやってて、めちゃくちゃ多忙なはずなのに本まで出すなんてどこまで仕事させるの!? って思ってました。
でも「はじめに」を読めばわかるんですけど、弘中さんが自ら望んで文章を書くようになったんですよね。アナウンサーという仕事は原稿を読むだけで、自分の核を知られていないのに「好きな女子アナランキング」とかに入れられたり、SNSで悪口を書かれたり。そんなジレンマから「本当の自分を知ってほしい!」というところからこの連載はスタートします。
で、弘中さん、かなりいい文章書きます。力が抜けていて、読みやすくて、スーっと入ってくる文章。
文章がすごくいいのと、本もすごくいいです。写真がめっちゃくちゃいい。全写真100点。判型も紙もデザインも完璧。この連載を載せたのがHanakoでよかった。マガジンハウスじゃなかったらよくあるA5判やワイド判のタレント本になっていたと思う。この形はフォトエッセイ本の新しいスタンダードになると思う。本の世界には少し革命が起こりました。
アドセンス336×280レクタングル(大)
関連記事
デザインのひきだし30新しい特殊加工印刷の教科書 グラフィック社編集部
印刷の事なんて何も知らないのに装丁に惹かれて購入。さすが印刷の本。
たくさんの印刷技術を知る事ができる本。
本当それだけの本。それ専門の本。
印刷の事は何も知らないので、面白い!とは …続きを見る
AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争 庭田杏珠, 渡邉英徳
戦前・戦時中のモノクロ写真をAIの力でカラー化した写真集です。前書きにも書いてありますが、カラー化の技術向上には終わりがなく、この本に載っている写真は完成品ではなく、「2020年現在の成果物」です。確 …続きを見る
キュロテ・ドゥ 世界を変えた15人のスゴい女たち ペネロープ・バジュー, 関澄かおる
世界を変えたすごい女15の第2段。こういうものってどうしても第一段の漏れ分になってしまう。
知る人ぞ知るすごい人! でもいいんだけど、なにも成し遂げてない人を載せるのはオバマにノーベル平和賞をあげる …続きを見る
form l code 村田蓮爾第三画集 村田蓮爾
笑っちゃうくらいデカいですね。置き場に困るほど。
リングノートみたいに、輪で閉じてある画集です。特殊な構造だから本にダメージを与えずに読むのがすごく難しいです。
定価は1万円超だけど、内容的に …続きを見る
不運な女 リチャード・ブローティガン, 藤本和子
ブローティガンの自殺後に、遺族が遺品から見つけた作品。作品はブローティガンが自殺する2年前に完成していた。
このブローティガンの最高傑作は彼が死ぬまで表に出ることはなかった。
ブローティガ …続きを見る
東京モンタナ急行 リチャード・ブローティガン, 藤本和子
ブローティガンの作品のなかでもエッセイ寄りです。というかエッセイです。
幻想的な語りをするでもなく、なにかひとつのテーマがあるわけでもなく、身の回りのことを気の向くままに綴った、彼の著作のなかでもい …続きを見る
365daysまいにち東京 RETRIP
2年前に買って積んでました。関東近郊のプレイスポットを1日1ページ1スポット、365日で365ページ365スポットを紹介している本です。私、東京在住なんですけど、全然東京を知らなくて。この本に出てくる …続きを見る
仁義なき戦い 浪漫アルバム 杉作J太郎, 植地毅
東映不朽の名作あの「仁義なき戦い」のファンブック。当然、仁義シリーズが好きな人に向けた内容ですが、杉作J太郎、植地毅、吉田豪といったライター陣の熱量がハンパないので、単純にサブカル本としても十分に楽し …続きを見る