日本で一番売れた本ですね。(800万部。ノルウェイの森は日本で250万部、世界で1200万部です)
どんな内容かまったく知らなくて、「黒柳徹子さんの幼少期のことが書かれているんだろうなー」くらいで読み始めたら、本質がまったく違うところにあってびっくりしました。
授業中に遊び回ったりして小学校を退学になる黒柳さん。その転校先のトモエ学園という小学校での出来事が綴られています。
トモエ学園の教育方針は、「大人の計画に子どもを当てはめない」。その自由な校風が、黒柳徹子少女を生き生きと育てていく、教育書のような本。
おそらく今ではADHDだとかアスペルガーと診断されて、抑圧された教育を受けたであろう黒柳さん。でもADHDやアスペルガーにも天才っていっぱいいるし、その子を天才にするか、押し込めてしまうかって教育者次第ですよね。その、教育のやり方ひとつで小学校を退学になるような子どもがみんなに愛される子どもになるという、教育の重要さを改めて感じる本です。
日本一売れた、っていうのが納得です。子どもに読ませたいし、親としてもこの本の考えは大事にしておきたい。
すべての教育者がこの本のような考え方を持っていたらいいのになあと思いました。
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