これはスゴイ!
日本の乗用車のほぼすべてが詰まった本
現在までの全自動車のカタログ的な本ないかなって探してたんです。
年度ごとのムック本はあるものの、アーカイブ的な本がなかなか見つからなくて。
トヨタとかの大企業なら全車カタログとかあるかなと探したんだけどそれもなくて。
それで探しに探してたどり着いたのがこの本です。
カーグラフィックという60年続く雑誌の持つ情報の集合体。集大成。
掲載メーカーはいすゞ、スズキ、スバル、ダイハツ、トヨタ、日産、日野、HONDA、マツダ、光岡、三菱
日野!? 光岡!?
日野の乗用車なんて初めて見たよ!
光岡もこういう本に載るんだ!
すげえよ!
1950年代から2017年までの日本の全自動車が画像、解説、カタログスペックが載っています。
それぞれの解説は600字ほど。
50年代や60年代のクルマの情報まで載っている
例えばダットサンサニー(1966年)の解説では「68年にエンジンを若干チューン」とか、セドリック(1963年)の解説では「64年にエンジンカバーがプレス製からアルミダイカスト製に変更」とか、なんでそんなことわかるんだよ! ってことが書いてある。
これらはカタログを見比べたらわかるかもだけど、「ステアリングが硬くて不評だった」とか、ちゃんと当時を知る人が書いていて、とんでもない。
自動車メーカーオフィシャル本ではないから、「この機能をユーザーが本当に求めていたのか疑問である」とか「販売はふるわなかった」とか忖度なしで書いてあって気持ちいい。
この本、30000円するんだけど、日本の乗用車の全歴史を写真と解説つきで読めるんだから安いよ!
永久保存版。
ひとつだけお願いをあげさせてもらうなら、発売当時の実勢価格も知りたかったかな。
この本は第2版で、第3版がこれから出る可能性があると思うと買い時が難しいよね。
第3版、出てほしいな。実勢価格載せてほしいな。
あとめちゃくちゃ重いから上下分冊にしてくれたら嬉しいな。
あと、オート三輪とかタクリー号みたいな、カーグラフィック発足以前のクルマも載せてくれたら嬉しいな。
でもほんと、最高の本でした。
売れまくって3版出てほしい。切実に。