/
2023/12/27
ここは地球かもしれないし地球ではないかも知れない。すべてが西瓜の糖でできている世界の話。ブローティガンの詩の世界の話。建物も服もすべてが西瓜糖製。
2つのコミューンが、そこに集まる人々の微妙なバランス関係で成り立っていることを描いている。
リアルタイム世代でないからわからないけれど、ブローティガンとヒッピー文化的コミューン、どちらが先なのだろうか。
コミューンに感じることを書いたのだろうなと思う。
でもブローティガンならコミューンが栄える前にコミューンが抱える問題を書きそうな気もする。
気になったので調べました。
アメリカでヒッピー的コミューン文化が栄えたのはベトナム反戦運動の1960年から。この小説が書かれたのは64年。さすがにかあ。ブローティガンなら未来を予期して書きそうとも思ったんだけど。
ただ、ベトナム反戦運動は1960年代後半にピークを迎え徐々に衰退していく。これを予期して書いたのかな。
現実的ではなさすぎる世界に入り込めるだろうか、と思ってるうちにぐいぐい引き込まれていく。
そしてもろ『ノルウェイの森』の元ネタだなと思った。
アドセンス336×280レクタングル(大)
関連記事
FF DOT. -The Pixel Art of FINAL FANTASY- スクウェア・エニックス
ドット絵が好きです。
この本はゲーム『ファイナルファンタジー』シリーズののドット絵をまとめた本。スーファミ後期の芸術的なドット絵もいいけど、ファミコン初期のチープなドット絵も好き。
キャラクターだ …続きを見る
仁義なき戦い 浪漫アルバム 杉作J太郎, 植地毅
東映不朽の名作あの「仁義なき戦い」のファンブック。当然、仁義シリーズが好きな人に向けた内容ですが、杉作J太郎、植地毅、吉田豪といったライター陣の熱量がハンパないので、単純にサブカル本としても十分に楽し …続きを見る
とるに足りない細部 アダニーヤ・シブリー, 山本薫
いまの戦火にあってもガザに居続けている人々の気持ちなんてガザのひとにしかわかんないし、
いま現在ガザのひとがどう暮らしているかなんてガザのひとにしかわからないし、
ガザとイスラエルにしかどういう歴 …続きを見る
古塔つみ作品集 赤盤 古塔つみ
どうも回収本コレクターです。
古塔つみさんのトレパク騒動が大きくなってきて、これ回収あるなあと思ってメルカリで買いました。サイン本を。
A5版240ページに絵が詰まりまくってて楽しいです。良書 …続きを見る
劇場のグラフィズム アングラ演劇から小劇場ブーム、現代まで 笹目浩之
マジですごい!
1960~1980年代の小劇場、アングラ、サブカル劇場のポスター、集めも集めたり380点!
総ページ数304!
帝国劇場のような大劇場ではない、数十人も入れば満パイな小劇場の …続きを見る