日本でも大ヒットして、ドラマ化もされましたね
タイトルだけ見て、泣けるって情報だけ知ってて、アルジャーノンって女の子が死ぬ話なのかなって思ってました
めちゃくちゃおもしろかったです
面白かった本にはなるべくネタバレをしないように感想を書くことを心がけています
特にSFの場合、誰々が何々をして~というだけで読む意欲が削がれてしまうことが多い
なるべく事前情報なしで読んでほしい
ーー以下、ネタバレ少し含みます
マーティン・イーデンしかり、僕はバカが天才になっていく本が好きなんだなと思いました
マーティン・イーデンより先にこっちを読んでいたらこっちのほうが好きになったと思う
最後がだんだん失速していった感がある
昔、松本人志が「ラストがわからないように白紙を入れてほしい」って書いてたの、このアルジャーノンだったかなと思った
確かに、終わるページがわかることでラスト猛烈に冷めている自分がいた
あと松本人志は「手書きの文字だったらよかった」とも書いていた気がする
うーん、それはやりすぎかなあ
で、松本人志がこの本に書いたことってこの2点だけなんですよ
なのに、この2点の事前情報を思い出して冷めている自分がいたのね
だから面白い本であればあるほど中身にはなにも触れない、というスタンスでいきます
この本は最高です。以上
アドセンス336×280レクタングル(大)
関連記事
西瓜糖の日々 リチャード・ブローティガン, 藤本和子
ここは地球かもしれないし地球ではないかも知れない。すべてが西瓜でできている世界の話。ブローティガンの詩の世界の話。建物も服もすべてが西瓜製。
2つのコミューンが、そこに集まる人々の微妙なバランス …続きを見る
わたしが知らないスゴ本は、 きっとあなたが読んでいる Dain
読書好きなら一度は読んだことがあるブログ、『わたしが知らないスゴ本はきっとあなたが読んでいる』の管理人Dainさんによる本!
めちゃくちゃ楽しみにしてました
ブログがあんだけ面白いんだから本になる …続きを見る
ROCA: 吉川ロカ ストーリーライブ いしいひさいち
いしいひさいちさんがコミティアとかホームページとかで自費出版本を出されているということを2~3年前に知りました。
自費出版本は売り切れたらそれでおしまいだそうで、2~3年前に見たときにはドーナツブッ …続きを見る
鳥の神殿 リチャード・ブローティガン, 藤本和子
あとで感想を書こうと思っていたら2週間経ってしまい内容もほぼ忘れてしまいました
『ソンブレロ落下す』とまったく同じ構成の本でした
ソンブレロをボーリングのトロフィーに、アメリカ人男性と日本人女 …続きを見る
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? フィリップ・K・ディック, 浅倉久志
『ブレードランナー』の映画を先に見ていて、しかも見たのが2010年とかだったので
「古い映画だなあ」としか思わなかったんだけど、本を読み返したら「映画もちゃんと見返さないとなあ」という気分になった
…続きを見る