小説

ソンブレロ落下す―ある日本小説 ,

アメリカ人のユーモア作家と日本人女性との恋を描いた小説。アメリカ人のユーモア作家というのはおそらくブローティガン本人で、ここに書かれていることも大部分が本当なのでしょう。 めちゃくちゃエロいです …続きを見る

西瓜糖の日々 ,

ここは地球かもしれないし地球ではないかも知れない。すべてが西瓜の糖でできている世界の話。ブローティガンの詩の世界の話。建物も服もすべてが西瓜糖製。 2つのコミューンが、そこに集まる人々の微妙なバ …続きを見る

地下室の手記 ,

ドストエフスキーの著作を読むのは『カラマーゾフの兄弟』に続き2作目。19世紀のロシア人ってみんなこんなマウント取りのクズ野郎ばっかなんでしょうか。 貧乏とか遅刻するとかそういうクズではなく人にマウン …続きを見る

ハリー・ポッターと賢者の石 ,

これまで一度もハリー・ポッターシリーズを読んだことも、映画を見たこともありません。でもUSJのハリー・ポッターエリアには行ってみたいなあと思って読んでみることにしました。USJを楽しむためには映画だけ …続きを見る

苺畑の午前五時

つい最近お亡くなりになった、ロッキング・オン創設メンバーの松村雄策さん。 死去されたことを告げるニュースの掲示板で、この『苺畑の午前五時』はいい小説だった、という意見をいくつか目にし、手に取ってみま …続きを見る
BY: takahashikazuna

芝生の復讐 ,

デビュー作『アメリカの鱒釣り』の後に書かれた短編をまとめた作品。 すっごい面白いですねえ。言葉すべてが詩的。 本というものは異世界への小旅行、他人の人生を体験するものであれば最適な作品です。 …続きを見る

アメリカの鱒釣り ,

村上春樹のオススメ本シリーズ。 とんでもなく面白かったですねえ。 日記、エッセイ、空想、小説……小説? 小説なの? 詩人であるブローティガンの文章は幻想的だ。 また、日本人にはできない言 …続きを見る

好き? 好き? 大好き?―対話と詩のあそび ,

前作『結ぼれ』は主に2人の会話から成っている作品でしたが、本作はモノローグ、ダイアローグ、そして詩から成っています。 その詩の訳が韻を踏みまくっているので、元の本も韻を踏みまくった詩になっているんで …続きを見る

リタ・ヘイワースの背信 ,

村上春樹のオススメ本シリーズ アルゼンチンのバジェホスという町の1933年から1948年の記録。群像劇。 ある家庭では子供が生まれ15歳になり、ある家庭では女の子が結婚し、ある者は都市に行 …続きを見る

樹影譚

村上春樹さんがオススメしてたので読んでみました。 小説というのは主人公だったり物語だったりに作家個人の主張やメッセージが反映されるものです。 でもこの人は文体にそれをすべてぶつけてる。「この日 …続きを見る
BY: takahashikazuna

苦役列車

本書は私小説であり、私小説を辞書で引くと「作者自身の経験や心理を虚構化することなく、そのまま書いた小説」とあります。 私小説に限らず小説全般においてもっとも難しいのが「そのまま書く」という点です。 …続きを見る
BY: takahashikazuna

キドナプキディング 青色サヴァンと戯言遣いの娘

西尾維新読者は西尾維新を信用していない。 それはつまらないとかそういう意味ではなく、主人公が抱いている感情や、登場人物たちの発言や、繰り広げられている舞台そのものが嘘である、という意味で。 だから …続きを見る
BY: takahashikazuna

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