つい最近お亡くなりになった、ロッキング・オン創設メンバーの松村雄策さん。
死去されたことを告げるニュースの掲示板で、この『苺畑の午前五時』はいい小説だった、という意見をいくつか目にし、手に取ってみました。
ビートルズ旋風が吹き荒れ、ビートルズの来日を目にし、ビートルズをモロに食らった少年の青春小説。自伝的小説と受け取りました。
でもよくわからなかったなあ。過ごした時代が違いすぎるからかなあ。同年代の人にしたら、あの頃の空気感を見事に描いた!となるのだろうか。
自伝的小説(と受け取った)から、人間関係が変わっていくことの儚さや、成長していくことの葛藤、ライフステージの変化に、時代に抗えないものってあるよなあと思うものの、人生ってそんなに面白いことがポンポン起こるもんじゃないよなあとも思う。あの頃の空気感を伝えることが優先事項なら自分はこの本の読者ではない。だからこういう点数になってしまう。
アドセンス336×280レクタングル(大)
関連記事
一九八四年 ジョージ・オーウェル, 高橋和久
これまで読んできたSFはSFじゃなかった
ちょっとこれ以前につけたSF本の点数つけ直させて! 圧倒的すぎる!
これが本当のSFだ
本当のSFとは何かと聞かれたら困るけど、これこそがSF小説だ
…続きを見る
もっと知りたいバウハウス 杣田佳穂
美術館、主に建築の展示に行くと「バウハウスの影響が~」みたいなことが書かれていて、
バウハウスってなにかな、と思ってバウハウスを知る一助として本書を手に取ってみました
バウハウスって学校だ …続きを見る
グッバイ・ハロー・ワールド 北村みなみ
先日、北村みなみさんの画集を読んで、すっごい哲学あるなと思ってマンガも購入しました。
「WIRED」で連載されていたSFマンガ。
北村みなみさんにとってほぼ人生初のマンガらしい。
めっちゃ面白す …続きを見る
ILLUSTRATION 2020 平泉康児
ここ何年かのイラストレーションは萌え絵ばっかりで構成されていて、とても表現の幅が狭くてつまらない本になっていたんだけど、これは素晴らしいよ! 初期のイラストレーションが戻ってきた感じ!
これから旬を …続きを見る
Distance わたしの#stayhome日記 今日マチ子
コロナ禍になってから、今日マチ子さんがTwitterで発表しつづけてきたイラスト日記を書籍化したもの。
創作は救いだ。誰にも会えずどこにも行けず心が蝕まれていく。創作活動は自分との向き合いだ。自分に …続きを見る
ムッシュウ・寺山修司 九條今日子
寺山修司の奥さんが寺山修司について綴ったエッセイ
寺山修司のエッセイは、『書を捨てよ、町へ出よう』だけ読んでいます
『書を捨てよ、町へ出よう』は、それを書いた瞬間の寺山修司の思考でしかなく、
…続きを見る