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2023/12/26
デビュー作『アメリカの鱒釣り』の後に書かれた短編をまとめた作品。
すっごい面白いですねえ。言葉すべてが詩的。
本というものは異世界への小旅行、他人の人生を体験するものであれば最適な作品です。
この詩的な世界を詩的に訳した藤本和子さんの素晴らしさ。この本じゃないけど、In Watermelon Sugarを『西瓜糖の日々』って訳すんだもん。『西瓜糖のなか』と『西瓜糖の日々』には月とスッポンくらいの差がある。
『アメリカの鱒釣り』はアメリカという国そのものを概念的に描いた作品ですが、こちらは自伝的要素が強いと言われています。
こうして『アメリカの鱒釣り』と見比べると、確かに『アメリカの鱒釣り』は小説ですね。
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