漫画の書き方を、漫画家目線ではなくて編集者目線から教えてくれる本
漫画家だけでなく、編集者へ向けたアドバイスも収録
マシリトってよくインタビューで「資料室にこもって漫画を読み続けていたら読みやすい漫画と読みにくい漫画があることに気がついた。どうコマ割りすればいいかが自分のなかに体系化できた」と語っていて、マシリト流の読みやすい漫画の作り方を大判の誌面で教えてくれるんだと思っていました
このA4サイズを生かしたページ、ひと見開きしかなかった
こっちはさ、言葉では伝えられないマシリト流の誌面の作り方を図解で教えてくれると思うじゃん
ヘタッピマンガ研究所的なさ、もとは読みにくいネームが、マシリトの魔術でこんなに読みやすくなりました的なさ
このサイズの必然性があるページ、2ページだけ
しかもその2ページもA4でなくても成立する
別にマシリトでなくても書ける本だったのがいちばん残念
アドセンス336×280レクタングル(大)
関連記事
Casa BRUTUS特別編集 時代を超えて愛される、デザインの良い車。 Casa BRUTUS
現在でもデザイン的に引けを取らない名車を集めた本
表紙のワーゲンゴルフをはじめ、ルノー 4やフィアット500など、みんなが納得する名車ばかりがラインナップ
旧車とまではいかない80~90年代の車が …続きを見る
夏への扉 ロバート・A・ハインライン, 福島正実
SF不朽の名作
冷凍睡眠とタイムトラベル
1970年代に冷凍睡眠した男が、2000年代に目覚める話
SFって難しすぎるのが、敬遠されがちないちばんの理由だと思うんですね
2020年代に読ん …続きを見る
完全版 アンネの日記 アンネ・フランク, 深町真理子
2014年、バックパッカーをしているときにアンネ・フランクの家に行きました
そこで感銘を受け、帰国後即この本を購入
でも読書習慣がなかった当時の自分は500ページの文庫本を読むのは厳しくずっと積ん …続きを見る
A・LI・CE [アリス] HIROSUKE KIZAKI MEMORIAL EDITION 木崎ひろすけ
前回に引き続き木崎ひろすけ作品を読んでいます。
めちゃくちゃ面白いなあ。でも未完なんだよなあ。絶対に続きを読むことができないんだよなあ
面白すぎて苦しい
こんなに面白いのに未完が確定している …続きを見る
Casa BRUTUS特別編集 音のいい部屋 Casa BRUTUS
音のいい部屋、というタイトルですが、
有名人がレコードプレーヤーを置いている部屋の写真集といったほうが近いです
とにかく音に拘りまくったオーディオルームの写真集というわけでもなく、リビングにぽ …続きを見る
ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で ジョン・M・マグレガー, 小出由紀子
点数をつけるのが不可能
ヘンリー・ダーガーはもちろん存在は知っていましたが、はじめてその作品を見ました
孤高のアーティストという響きだけを聞くと、その作品になにか神秘的なものを感じてしまうけど …続きを見る