このタイトルと表紙は素晴らしい! 絶対手に取りたくなる。
作者がこれまで読んできた本を綴った読書遍歴漫画……という形で連載がスタートしたものの、本の話よりもなんでもない日常生活ばかり綴られています。
だけど徐々に読書への目覚め、思春期の思い出話に進んでいき、最終的に感動的な読了感があるという不思議な魔力を持った作品。
他人の読書遍歴って、よっぽどその人のファンでもない限り興味がないと思うんですね。
僕がはるな檸檬さんに関する知識って「東村アキコの弟子」くらいしか持ってなかったんです。
でも読み終わったときの感動ったら。はるな檸檬版『かくかくしかじか』でした。この人は本に生かされて来たのだなあと。本に生かされた人の話なんだなあと。
アドセンス336×280レクタングル(大)
関連記事
FF DOT. -The Pixel Art of FINAL FANTASY- スクウェア・エニックス
ドット絵が好きです。
この本はゲーム『ファイナルファンタジー』シリーズののドット絵をまとめた本。スーファミ後期の芸術的なドット絵もいいけど、ファミコン初期のチープなドット絵も好き。
キャラクターだ …続きを見る
POPEYE 2021年 5月号 [普段使いの東京案内。] POPEYE
これは素晴らしいよ! ポパイの東京特集を読むたびに、数年前に出た「東京に友達が来たら君はどこに連れていくか」という切り口が最高だったな~って思ってたんだけど、今回の切り口もそれに匹敵するくらい素晴らし …続きを見る
ニッケルオデオン 赤 道満晴明
道満晴明は唯一無二である。そして天才である。異論は認めない。彼が紡ぎ出すこのショートショートの世界は誰にも真似できない。胸キュンもシュールもBLもキチガイもグロもユーモアも全てが詰まった8ページ13編 …続きを見る