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2024/04/02
たいていのひとは夢に満ち溢れた青年時代を送り、年をとるにつれて何者にもなれない自分を自覚し、何者にもなれないまま死んでいく
だが、この世界は無数の名もなき一般人で成り立っている
人生はつらく厳しい
何者にもなれないものは光り輝く才能も宿していない
鈍い光を放つ鉛のような日々をただ送るだけ
春は瞬く間に過ぎ去っていく
何者にもなれない、一般人の小説
声なき声
歴史に残らない記録
記憶に残らない人物
記念碑を残せない人生は無意味なのだろうか?
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