/
2024/04/09
ちょうどいい
ちょうどいいって僕の中では最大級の褒め言葉なんだけど、受け取る側はそう取ってはくれないよね
人生変わった! とか 感動した! とか、感情の針の振り切ったところに行ってほしいって思ってるよね、たぶん
でもこの本は本当にちょうどいい
お風呂なら適温
マッサージなら「そこそこ!そこが気持ちいい!」な感じ
「これ以上強くしないで! この強さのままで押して!」って感じ
作者の塩谷歩波さんが番台を勤める銭湯や、プライベートで訪れたサウナ、大学時代の日常、描くことについてなどなど、
日常生活のあれこれが綴られています
事件が起こるでもなく、なにもない日常を無理やり盛って面白おかしく脚色するでもなく、
ひととのなにげない会話で心に残ったことや、いい感じの銭湯を訪れたときの喜び、
塩谷歩波さん自身の心がちょっと動いた出来事など
エッセイとして扱うに値するちょっとしたトピックを書いているのもちょうどいいし、
文体も気取りすぎてなく、大雑把すぎてもなく、ちょうどいい
ちょうどいいの極み
床屋に置いてあるゴルゴ13や美味しんぼみたいな、なんとなく手に取ったときに最適な温度感
しかもウェブに連載されたものなのに、紙で読んでもちょうどいいのがすごい
とにかくちょうどいいんだよなあ~!!
このちょうどよさに感動したんだよなあ~!!
アドセンス336×280レクタングル(大)
関連記事
UNDERTALE art book UNDERTALE
東京ゲームショーの会場で購入
一般書店にも、アマゾンにも流通していません
もともとはキックスターターの返礼品だったらしい
それを日本語訳したもの
アンダーテールの資料としてこれ以上の本ない …続きを見る
秘蔵カラー写真で味わう60年前の東京・日本 J・ウォーリー・ヒギンズ
この間投稿した『GHQカメラマン~』をAmazonで検索したら、この本がおすすめ欄に表示されて、面白そうだなーと思って購入。いやもう最高です。
アメリカ出身のヒギンズさんが軍属として来日して、休暇に …続きを見る
劇場のグラフィズム アングラ演劇から小劇場ブーム、現代まで 笹目浩之
マジですごい!
1960~1980年代の小劇場、アングラ、サブカル劇場のポスター、集めも集めたり380点!
総ページ数304!
帝国劇場のような大劇場ではない、数十人も入れば満パイな小劇場の …続きを見る
常識やぶりの天才たちが作った 美術道 パピヨン本田
めっちゃくちゃ面白い
美術ライト層である僕にとっては100点
キャンバスに線が数本引いてあるだけだったり、バナナを壁に貼り付けただけだったり、
なにを感じればいいのかわからない現代美術がどの …続きを見る
アメリカの鱒釣り リチャード・ブローティガン, 藤本和子
村上春樹のオススメ本シリーズ。
とんでもなく面白かったですねえ。
日記、エッセイ、空想、小説……小説?
小説なの?
詩人であるブローティガンの文章は幻想的だ。
また、日本人にはできない言 …続きを見る
鳥の神殿 リチャード・ブローティガン, 藤本和子
あとで感想を書こうと思っていたら2週間経ってしまい内容もほぼ忘れてしまいました
『ソンブレロ落下す』とまったく同じ構成の本でした
ソンブレロをボーリングのトロフィーに、アメリカ人男性と日本人女 …続きを見る