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2021/10/29
一年の延期を経てようやく発売されました、窪ノ内英策さんの絵の仕事集です。画集みたいなサイズですけど、中身は雑誌『イラストノート』での窪ノ内英策特集をベースにボリュームアップしたものです。
「鉛筆の下絵が残りまくってるなあ」と思いながら読んでいたんですけど、インタビューを読んで氷解。
鉛筆にしかできないことをやる、マンガとイラストの間を目指す、見る人に「自分にも描けそう」と思ってもらう、などの発言を読んで、まさにそう!と思いました。窪ノ内英策さんの絵は、べらぼうに巧いのに、模写できるんじゃないかという気持ちになるし。でも本人に「自分にも描けそうって思いました」っていうなんて地雷質問じゃないですか。このインタビューを読まなければその狙いはわからなかったし、すべて窪ノ内さんの狙い通りに感情が動かされてるしでいたく感服いたしました。
アドセンス336×280レクタングル(大)
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