1年くらいずっと品切れ重版待ちで、ようやく増刷されましたヨシタケシンスケさんのスケッチ集『じゃあ君が好き』です。なんで天下のヨシタケシンスケの本が品切れなのに重版しないんだろうって思ってたんですけど、本を読んでちょっと納得しました。ほかのヨシタケシンスケさんのスケッチ集と比べてちょっと落ちるんですよね。判型といい、ボリューム感といい。これを買うなら『しかもフタがない』とか、ほかのスケッチ集を買う方がオススメです。
これって何がイマイチかって、載っているイラストがノージャンルすぎるんですよね。『しかもフタがない』はヨシタケさんが目についたものを描いたスケッチ集で日常生活の可笑しさというわかりやすいキャッチ―なパッケージだったんですけど、本書は日常生活もあれば風景もあれば建築物もあれば…という感じで。これがおもちゃ箱みたいな見せ方になっていたらいいんですけど、そういうわけでもなく。この弁当、米の横にカルボナーラ置いてあるよ、みたいな。
だからヨシタケさんにとってどういうイラストをまとめたのかわからないから、読んでていまいちノレないんですよね。たしかに増刷するの躊躇するわあと思いました。
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