2008年に行われた「井上雄彦最後のマンガ展」の図録。先日の井上雄彦本を読んで、井上雄彦熱が高まったのでメルカリで購入。メルカリは便利だ。出品のハードルが低いから、これまで埋もれていた商品がいっぱいでてくるし、ヤフオクより安い。しかも2008年の図録だし。
先日の『空白』の副読本みたいな感じですね。あっちはバガボンドと親鸞が中心で、こっちは最後のマンガ展という違いはありますけど、井上雄彦がどういう思想でこういった試みをするに至ったのかよくわかります。未体験のものしかやりたくないんですよね。
この図録でも『空白』でも時間の締め切りに追われる井上雄彦が文章で綴られているんだけど、こっちの図録のほうが緊迫感がすごい。本としての完成度もこっちが圧倒的に優れている。
アドセンス336×280レクタングル(大)
関連記事
GOOD GIRL magazine YUKI
YUKIちゃんの2021年のライブツアー「terminal G」会場限定写真集です。今回はチケットが当たらなかったのでメルカリで購入。これまでのYUKIちゃんの写真集は長らく半澤健さんが担当されていて …続きを見る
日本の乗用車図鑑 永久保存版: 1907-1974 自動車史料保存委員会
全写真モノクロ
時代的にモノクロ写真しかないクルマがいっぱいあるしね、しょうがない
あらゆる自動車カタログ本で唯一、タクリー号の写真とスペックが載っている
1907年当時に発売された自動車の情報 …続きを見る
ニューヨークで考え中 近藤聡乃
近藤聡乃さんのニューヨークでの暮らしを綴ったコミックエッセイ。
二巻の中盤で、ニューヨークで出会ったアメリカ人の恋人と結婚するんだけど、同じ国際結婚を描いていても、『ダーリンは外国人』と『ニューヨー …続きを見る
アメリカの鱒釣り リチャード・ブローティガン, 藤本和子
村上春樹のオススメ本シリーズ。
とんでもなく面白かったですねえ。
日記、エッセイ、空想、小説……小説?
小説なの?
詩人であるブローティガンの文章は幻想的だ。
また、日本人にはできない言 …続きを見る
北のまほろば―街道をゆく〈41〉 司馬遼太郎
1996年に亡くなった司馬の、94年の冬と夏の旅をまとめたもので、最晩年のエッセイになる。街道をゆくはこの後、三浦半島記と絶筆となった濃尾参州記のみで、一連のシリーズの中でもかなりの厚みがあり、それだ …続きを見る
阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし 阿佐ヶ谷姉妹
6畳1Kにコンビで二人暮らししている阿佐ヶ谷姉妹のエッセイ。ミホさん、エリコさんのエッセイが交互に掲載されています。だからミホさんのエッセイがエリコさんのエッセイに対するアンサーになっていたり、エリコ …続きを見る