たまって最高ですよね。日本最高のプログレ・バンド。
そのたまのドラム、石川浩司さんの回顧録。
文章が個性的ですねー。だからこそちゃんと本人が書いてるんだなと信頼できる。
ゴーストライターの存在があるはずもなく、語り起こしでもない。
間違いなく石川浩司さん御本人の文章。
ゴーストライターの本に価値が無いことは言うまでもありませんが、語り起こしもあまり好きじゃないです。言葉と書き文字って違うので。重みも内容も。
たまの結成までの経緯や、活動内容、メンバーの脱退から解散まで、ファンの知りたいことを綴っているのですが……逆に言うとそれしか載っていない
「俺はズギャギャギャギャーン! と大噴火した」とか「うひょひょひょひょーい! とばかりについていった」とかそんな表現ばっかり。
だからこそ石川浩司さんが書いたものだ、石川浩司さんにしか許されない表現だ! と納得できるんだけど、それで紙幅を取られるのが厳しい。なんかもっと書くことあるでしょう! と
メンバーが脱退を申し出たときの様子やイカ天や紅白に出たときの心境をものすごくスパッと簡潔に書いていて、それはもったいぶってなにも書かない人よりは断然いいんだけど、でもそういったトピックをもっと知りたいじゃない。
でもここに書いている以上のことはなかったんだろうな、とも思う。
それなのにこのシリーズの2冊目がいま出てて、「ほら! 書くことめっちゃあったんじゃん!」となってます。
アドセンス336×280レクタングル(大)
関連記事
占領と性: 政策・実態・表象 恵泉女学園大学平和文化研究所
性ってどこかタブー視されているし、インターネット時代になってからは性の排除がより加速している
性に関する記録は埋もれていく
日本は8月15日を終戦記念日としているけど、
実際には1952年4 …続きを見る
メディアはマッサージである: 影響の目録 マーシャル・マクルーハン, クエンティン・フィオーレ
スペクテイターという雑誌でマクルーハンという人物を知りまして。一大旋風を巻き起こしたという彼の著作を読んでみたいなと思って読んでみました。
サンプリングで作られた本。文章だけでなく写真やイラストも大 …続きを見る
窓ぎわのトットちゃん 黒柳徹子
日本で一番売れた本ですね。(800万部。ノルウェイの森は日本で250万部、世界で1200万部です)
どんな内容かまったく知らなくて、「黒柳徹子さんの幼少期のことが書かれているんだろうなー」くらいで読 …続きを見る
Tokyo Nobody(トウキョウ・ノーバディー): 中野正貴写真 中野正貴
人がだれも写っていない東京の写真集
歌舞伎町にも、渋谷にも、人がひとりも写っていない
首都高にも六本木にも車が一台もない
どうやって撮ったんだろうなあ
早朝かなあ
ひとがいないのはタイミ …続きを見る
ポップス歌手の耐えられない軽さ 桑田佳祐
はじめて桑田佳祐の書く文章を読みました
桑田佳祐ほどの大物なら語り起こしかライターが書いた文章だろうな、と思っていたらガチで桑田佳祐さま御本人が執筆されていることを奥様が証言されていてびっくりしまし …続きを見る