作者の川崎昌平さんの自伝的コミックエッセイ。主人公を女性に置き換えたこと以外は、ほぼすべて川崎さんの実体験とのこと。
主人公はアラサーのOLで、平日は無気力に仕事をして、休日は非生産的にすごす、死んだように生きている状態。会社の同僚が同人誌を作っていて、同人誌作りを勧められて、実際に作るようになって、人生が好転していって…という話です。
川崎さんの自伝的マンガだから、川崎さんのファンなら楽しめると思う。ファンじゃないなら共感しづらいかなあ。
非生産的な時間を過ごすくらいなら同人誌でも作れ、と。そういう本です。
同人誌ねえ。人生で挑戦できることはなんでも挑戦したいタイプの人間なので、「同人誌を作る」というスタンプも押してみたいんだけど、別に漫画家になりたいわけでもないし、本を出したいわけでもないしなあ~っていう。
インターネット上に文章書くだけで満足できるしなあ~っていう。
でも同人誌から逃げてるだけだよなあ~っていう。
川崎さんがこんなにおすすめしてるんだから、一回やってみるかなあ~。
川崎さんだから響くんだよなあ。同人ゴロみたいなエロマンガ家がこんな本書いてたらまったく響かない。
アドセンス336×280レクタングル(大)
関連記事
ロッキング・オン・ジャパン 2024年 07 月号 ROCKIN'ON JAPAN
小柳さんのインタビューが読めることって幸せですよ
Adoという、情報のとっかかりが歌しかない人に対して、
ここまで深いことが訊けるんだというか……神がかり的なインタビューというか……
Ado …続きを見る
POPEYE特別編集 部屋とシティボーイ2 POPEYE
部屋の本が好きです。古くは都築響一さんの『TOKYO STYLE』や『賃貸宇宙』から川本史織さんの『女子部屋』まで。部屋の本はだいたい買っちゃう。
それと最近、家を建てたい欲が強くて。ドアノブひとつ …続きを見る
GHQカメラマンが撮った戦後ニッポン ディミトリー・ボリア
僕たち私たち読書好きってのは、年に一冊出会えるかどうかっていうとてつもなく素晴らしい本との出会いが忘れられなくていまだに本を読み続けていると思うんですけど、この本がそれでした。とてつもなく素晴らしい。 …続きを見る