作者の川崎昌平さんの自伝的コミックエッセイ。主人公を女性に置き換えたこと以外は、ほぼすべて川崎さんの実体験とのこと。
主人公はアラサーのOLで、平日は無気力に仕事をして、休日は非生産的にすごす、死んだように生きている状態。会社の同僚が同人誌を作っていて、同人誌作りを勧められて、実際に作るようになって、人生が好転していって…という話です。
川崎さんの自伝的マンガだから、川崎さんのファンなら楽しめると思う。ファンじゃないなら共感しづらいかなあ。
非生産的な時間を過ごすくらいなら同人誌でも作れ、と。そういう本です。
同人誌ねえ。人生で挑戦できることはなんでも挑戦したいタイプの人間なので、「同人誌を作る」というスタンプも押してみたいんだけど、別に漫画家になりたいわけでもないし、本を出したいわけでもないしなあ~っていう。
インターネット上に文章書くだけで満足できるしなあ~っていう。
でも同人誌から逃げてるだけだよなあ~っていう。
川崎さんがこんなにおすすめしてるんだから、一回やってみるかなあ~。
川崎さんだから響くんだよなあ。同人ゴロみたいなエロマンガ家がこんな本書いてたらまったく響かない。
アドセンス336×280レクタングル(大)
関連記事
FF DOT. -The Pixel Art of FINAL FANTASY- スクウェア・エニックス
ドット絵が好きです。
この本はゲーム『ファイナルファンタジー』シリーズののドット絵をまとめた本。スーファミ後期の芸術的なドット絵もいいけど、ファミコン初期のチープなドット絵も好き。
キャラクターだ …続きを見る
芝生の復讐 リチャード・ブローティガン, 藤本和子
デビュー作『アメリカの鱒釣り』の後に書かれた短編をまとめた作品。
すっごい面白いですねえ。言葉すべてが詩的。
本というものは異世界への小旅行、他人の人生を体験するものであれば最適な作品です。
…続きを見る
岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。 ほぼ日刊イトイ新聞
200ページくらいありますが、2時間くらいでスッと読める、非常に読みやすい本でした。
任天堂の元社長・岩田聡さんの言葉をまとめた本です。
この本は親子の本ですね。遺伝子の本。
山内会長や宮本さん …続きを見る
ニューレトロ イラストレーション-〝懐かしくて、新しい〟を表現するクリエイターズファイル- パイ インターナショナル
tofubeatsのCDジャケットとか、『スローモーションをもう一度』みたいな、80~90年代のマンガやアニメの影響を色濃く残したイラストを「ニューレトロ」とこの本は呼んでいます。ニューレトロとはもと …続きを見る
定本ライブハウス「ロフト」青春記 平野悠
ライブハウス・ロフトの立ち上げから1984年のロフト解散宣言までをロフトプロジェクトの創業者である平野悠さんが綴った本。日本のロックの夜明けであり、ライブハウスのはじまり。先日読んだ『渋谷音楽図鑑』と …続きを見る