作者の川崎昌平さんの自伝的コミックエッセイ。主人公を女性に置き換えたこと以外は、ほぼすべて川崎さんの実体験とのこと。
主人公はアラサーのOLで、平日は無気力に仕事をして、休日は非生産的にすごす、死んだように生きている状態。会社の同僚が同人誌を作っていて、同人誌作りを勧められて、実際に作るようになって、人生が好転していって…という話です。
川崎さんの自伝的マンガだから、川崎さんのファンなら楽しめると思う。ファンじゃないなら共感しづらいかなあ。
非生産的な時間を過ごすくらいなら同人誌でも作れ、と。そういう本です。
同人誌ねえ。人生で挑戦できることはなんでも挑戦したいタイプの人間なので、「同人誌を作る」というスタンプも押してみたいんだけど、別に漫画家になりたいわけでもないし、本を出したいわけでもないしなあ~っていう。
インターネット上に文章書くだけで満足できるしなあ~っていう。
でも同人誌から逃げてるだけだよなあ~っていう。
川崎さんがこんなにおすすめしてるんだから、一回やってみるかなあ~。
川崎さんだから響くんだよなあ。同人ゴロみたいなエロマンガ家がこんな本書いてたらまったく響かない。
アドセンス336×280レクタングル(大)
関連記事
窓ぎわのトットちゃん 黒柳徹子
日本で一番売れた本ですね。(800万部。ノルウェイの森は日本で250万部、世界で1200万部です)
どんな内容かまったく知らなくて、「黒柳徹子さんの幼少期のことが書かれているんだろうなー」くらいで読 …続きを見る
最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか ジェームズ R・チャイルズ, 高橋健次
チェルノブイリだったり、スリーマイルだったり、チャレンジャー号だったり、人類史に残る最悪の事故はどのように起きたのか、事故が起こるまでなんの対策もされていなかったのか、どんな予兆があり、逆にだれも問題 …続きを見る
ことばのしっぽ – 「こどもの詩」50周年精選 読売新聞生活部
読売新聞に寄せられた、中学3年生までが応募資格を持つ「こどもの詩」50年分ををまとめたもの
大人には書けない詩ばかり
こどもの自由な発想に驚く
どんな詩が載っているか、ちょっと引用しますね
…続きを見る
anna magazine vol.12 2018年12 月号 anna magazine
「女性のファッションとライフスタイル」がテーマだと表紙には書いてあるんですが、アメリカの風景写真とほんの少しのショップ紹介しかありません。
この本の魅力は、なにも脚色もしてない素のままのアメリカがそ …続きを見る
センネン画報 +10 years 今日マチ子
すごく好みです。チャットモンチー「サラバ青春」みたいな世界。青春には終わりがあることを知っているからこそ、学生たちのなんでもない日常が輝いて見えるのは大人の特権だと思う。なんでもない日常なのに胸が痛ん …続きを見る