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2021/05/19
僕たち私たち読書好きってのは、年に一冊出会えるかどうかっていうとてつもなく素晴らしい本との出会いが忘れられなくていまだに本を読み続けていると思うんですけど、この本がそれでした。とてつもなく素晴らしい。
戦後間もないニッポンを、GHQのカメラマンが撮影したフルカラー写真をまとめた本です。
前半が皇室や米軍関係、中盤が東京の風景、後半が日本全国の風景。
もともと、過去二冊「GHQカメラマン写真集」が出されていたんですけど、高いしでかいし絶版だしで、小さくて安いこの本が作られたわけです。
軍法裁判の写真とか被告席に東條英機が座ってる様子とか載ってるしとんでもない。
当時の原宿って米軍の住宅街だったんだって思ったり、新地の写真まで載ってたり、すんごい。日本国民はみんな読んだほうがいい。日本史の教科書、これにしたほうがいい。なんども読み返すと思う。本棚の一番上の段。
あと、ちょっとしたコラム的なものも載ってるんですけど、GHQが憲法9条を作った理由は「世界世論からの日本への懲罰への懐柔」って書いてあってなるほどなあと思いました。
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