コミックエッセイのコーナーにずっと平積みされてるなあ~ってことで読んでみました。自己肯定感を養う本なんですけど、なんで作者がこの年になって急に自己肯定感を養おうと思ったのかという動機が描かれていなくて戸惑いました。自己肯定感の本を読んだからなのか、カウンセリングに行ったからなのか、きっかけが描かれていない。そういう前ふりがなく急に「自己肯定感を養おう!」ってならないよね、普通。作者が生活のなかで自己肯定感という概念に気づいた風の描き方をしてあって。幻冬舎から出てるからたぶん編集者かだれかの入れ知恵なんですよ、絶対。そういうところがもやもやする。すっごい嫌な読み方をしてるけど、自己啓発本じゃん、って思ってしまったから仕方ない。
アドセンス336×280レクタングル(大)
関連記事
リタ・ヘイワースの背信 マヌエル・プイグ, 内田吉彦
村上春樹のオススメ本シリーズ
アルゼンチンのバジェホスという町の1933年から1948年の記録。群像劇。
ある家庭では子供が生まれ15歳になり、ある家庭では女の子が結婚し、ある者は都市に行 …続きを見る
キュロテ 世界の偉大な15人の女性たち ペネロープ・バジュー, 関澄かおる
はじめて女性用水着を作った人や、はじめて性転換手術を受けた女性、世界ではじめて女性医師になったひとなど、それほど知られてはいないけど世界を変えたすごい女性たちをまとめた伝記マンガ。
選出が「知る人ぞ …続きを見る
ゴッホ作品集 フィンセント・ファン・ゴッホ, 冨田章
先日、東京都美術館で行われていたゴッホ展に行きまして、ゴッホがぶっ刺さりまして購入しました。
やはり本になってしまうと、生の絵のインクの盛り上がりが見えなくなるのが残念ですね。
画集の作品と生の絵 …続きを見る
ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期 超高校級の公式設定資料集 週刊ファミ通編集部
ダンガンロンパ最新作の資料集。こちらも352ページの超ボリューム。ありがたいですね。ダンガンロンパは一作目があまりに素晴らしすぎて2と3はあまり覚えてなくて、資料集を読んでも細部が思い出せませんでした …続きを見る
北のまほろば―街道をゆく〈41〉 司馬遼太郎
1996年に亡くなった司馬の、94年の冬と夏の旅をまとめたもので、最晩年のエッセイになる。街道をゆくはこの後、三浦半島記と絶筆となった濃尾参州記のみで、一連のシリーズの中でもかなりの厚みがあり、それだ …続きを見る
Like a balance life 村田蓮爾
村田蓮爾さんの初の画集です。漫画もすこしだけ載っていて、そこからは寺田克也さんや大友克洋さんのDNAも感じます。
1997年に発売された画集なのに古さを感じさせない世界観は、時代を反映したものではな …続きを見る
ロッキング・オン・ジャパン 2020年1月号 ロッキング・オン・ジャパン
アジカン・テナー・ELLEGARDENのナナイロツアー座談会があまりに尊かったので購入。美しいですね。
問題はBUMP OF CHICKENのツアーレポートなんですよ。MUSICAはファイナルを、ジ …続きを見る