奇祭評論家として有名な著者が、全国の奇食をまとめた新書。
伝統的な奇食、奇食界のニューウェーブ、珍しい飲み物、不思議なデザートが章ごと分かれており、
食べてみたいと思わせるものから、想像しただけで吐き気をするものまで実際に口にした感想付きで紹介されている。
虫だったり、糞だったり、土だったり……これはやばいと思うもののあるが。。
(スウェーデンの「シュールストレミング」は、ショートケーキと大便を混ぜて一週間発酵させたような匂いらしい!)
「食のタブー」や「奇食」から、それぞれの歴史や文化を理解できる。
旅行の際は、見た目や匂いで敬遠せずチャレンジしてみたいと思った。
愛知の「甘口イチゴスパ」や「味噌カツ丼アイス」は意味不明すぎて無理だけど。
アドセンス336×280レクタングル(大)
関連記事
’95年最新版 スーパーファミコン大百科 全462タイトル
1995年に実業之日本社から出版されたスーパーファミコンカタログ本。'94年発売の全てのソフトと'93年発売の編集部オススメソフト併せて全462タイトルが掲載されてます。RPG、シミュレーション、スポ …続きを見る
東京モンタナ急行 リチャード・ブローティガン, 藤本和子
ブローティガンの作品のなかでもエッセイ寄りです。というかエッセイです。
幻想的な語りをするでもなく、なにかひとつのテーマがあるわけでもなく、身の回りのことを気の向くままに綴った、彼の著作のなかでもい …続きを見る
ヤンキーと地元 ――解体屋、風俗経営者、ヤミ業者になった沖縄の若者たち 打越正行
毎年1月になると、沖縄の荒れる成人式が様子が全国ニュースになりますよね
沖縄や北九州が荒れて、ほかの地域では荒れない理由ってなんなんだろう?
って疑問に思う人ってどれくらいいるんでしょう
多 …続きを見る
日本中世に何が起きたか 都市と宗教と「資本主義」 網野善彦
中世史の学者、というよりも当時の論壇のスター的存在になっていた網野善彦の論考や講演集。いずれも1980年から90年代半ばにかけてのもので、この本は1997年に出たから、ベストセラーになった1978年の …続きを見る
ビッグ・サーの南軍将軍 リチャード・ブローティガン, 藤本和子
ブローティガンのデビュー作。日本では『アメリカの鱒釣り』のほうが先に翻訳されたが、アメリカではこちらのほうが先に出版された。
ブローティガンの著作の中で2番目に長く、もっとも小説らしい小説とのこと。 …続きを見る