カズオ・イシグロといえば真っ先に名前があがる本書
ジャンルとしてはSFになるのかな
個人的に最近、『プロジェクト・ヘイル・メアリー』『アノマリー』など、
脳が裏返るようなとんでもないSFばかり読んできたから、本書の淡々とした世界が心地よかった
心地よかったどころじゃなかったですね
人生ってこんなもんだよなって思いました
これが人生だよなって
僕らが生きている世界はこういう世界であって、この小説のような世界なのであって、こういう世界だからこそみんな人生を生きているんですよね
『ストーナー』という小説のレビューに誰かが「この小説には人生のすべてが詰まっている」と書いていたけど、
僕は『わたしを離さないで』こそが人生のすべてが詰まっていると思っています
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