/
2023/12/13
お葬式って大変ですよね。人生の大変なイベントランキングでもトップ3には入るような気がします。しかも身内が認知症だったり統合失調症だったりタカリだったりクズだったりしたらもう悪夢。そんな沖田✕華さんの父親が亡くなったことで周りのひどい人たちに振り回されまくるのが本書です。周りがひどすぎて目を背けたくなる。なんでこんな大変なことに巻き込まれなきゃいけないんだという憤りが沸いてくる。
沖田✕華さんの作品は心境を誇張しないからいい。父親を17年間心の底から憎み続けていたのも本心だし、父親の一面に触れて、するっと許してしまうのも本心。
親が死んでも地球は回るけれど、親がいた空間には空白が産まれる。
アドセンス336×280レクタングル(大)
関連記事
HERE ヒア リチャード・マグワイア
『バーナード嬢曰く。』という読書マンガがありまして。作者がSF読みだからSFの本ばかり紹介されるんですけど、このリチャード・マグワイアの『HERE』は絵本みたいで読みやすい、とのことだったので挑戦して …続きを見る
好き? 好き? 大好き?―対話と詩のあそび R.D. レイン, 村上光彦
前作『結ぼれ』は主に2人の会話から成っている作品でしたが、本作はモノローグ、ダイアローグ、そして詩から成っています。
その詩の訳が韻を踏みまくっているので、元の本も韻を踏みまくった詩になっているんで …続きを見る
GOOD GIRL magazine YUKI
YUKIちゃんの2021年のライブツアー「terminal G」会場限定写真集です。これまでのYUKIちゃんの写真集は長らく半澤健さんが担当されていて、前回のツアーの写真集でクマガイユミさんという方が …続きを見る
Casa BRUTUS特別編集 アンディ・ウォーホルの基礎知識。 Casa BRUTUS
アンディ・ウォーホルの人となりをまったく知らなかったので買ってみました
まったくわかりませんでした
アンディ・ウォーホルは素を誰にも明かしたことがない、ということがわかりました
彼はずっとア …続きを見る
利根の変遷と水郷の人々 鈴木久仁直
利根川は言うまでもなく関東一円、神奈川県以外の関東中から水をあつめ、太平洋に流れる流域面積日本一の河川だ。その利根川について書かれた本だ。内容は大きく分けて2つに分かれる。江戸時代の東遷事業と、近代の …続きを見る
33の悩みと答えの深い森。ほぼ日「はたらきたい展。2」の本 奥野武範(ほぼ日刊イトイ新聞)
できれば仕事なんてしたくない。一生寝て過ごしたい、宝くじ当たらないかなーっていうタイプの人間なんですけど、この本読んだら仕事に対するモチベーションが上がりました。仕事って生きてくことだよなあ。
この …続きを見る
もっと知りたいバウハウス 杣田佳穂
美術館、主に建築の展示に行くと「バウハウスの影響が~」みたいなことが書かれていて、
バウハウスってなにかな、と思ってバウハウスを知る一助として本書を手に取ってみました
バウハウスって学校だ …続きを見る