小田原ドラコン先生がおすすめしていたので購入。
「そばのつゆが辛かったらちょっとだけつけろ」「逆に薄かったらめいっぱいつけろ」とかめちゃくちゃしょうもないことばかり書いてあります。美味しんぼと一緒。だけど美味しんぼみたいにオッサンがうんちくたれる作品のなんともいえない魅力。
2つ、特に心に残ったなーってことがあって、
・ドストエフスキーやトルストイは若いうちしか読めない
・賞に落ちることが当然の心構えでいろ
は響く部分がありました。
ひとつめはそのままで、若いうちしか長い小説を読む集中力が続かないってことで
ふたつめは、池波正太郎さんは六度目のノミネートで直木賞を取ったんですよね
賞に受かるかも、という気持ちでいると、逃したときのショックで二年くらい書けなくなる。それで何人もの作家が落ちていったと。でも賞に期待していなければ、落ちたその日にも普通に執筆活動ができると。
四十にして惑わず、ってこういうことの積み重ねなんでしょうね。
アドセンス336×280レクタングル(大)
関連記事
タミヤ公式 ミニ四駆 パッケージアートコレクション 下 タミヤ
こっちの下巻に掲載されているミニ四駆が僕の世代ドンピシャ
レッツアンドゴー世代ど真ん中
相変わらず最高です
パッケージアートコレクションだから、コロコロコミック読者全員プレゼントのメタリックボデ …続きを見る
永い季節 しまざきジョゼ作品集 しまざきジョゼ
しまざきジョゼさんの画集です。しまざきジョゼさんの絵は、人物が風景のひとつだからいい。あざとさがまったくないイラストが大衆から支持を得ているというだけでしまざきジョゼさんがいかにすごい人かと思う。
…続きを見る
U井T吾 / AVALANCHE WORKS U井T吾
U井T吾さんの画集。ISBNコードはあるものの、普通の書店では取り扱ってません。取り寄せもたぶん不可能。ネットで買うしかない。でも書泉グランデという神保町にある酔狂な書店が普通に扱っていました。神。
…続きを見る
色街百景: 定本・赤線跡を歩く 木村聡
長年にわたって日本全国の色街を訪ね歩いてきた著者が撮り溜めてきた色街の写真集。説明するまでもなく色街とは男性に性風俗を供給する女性たちがいた、売買春が行われてきた地域だ。戦後、いちおう法律で禁止される …続きを見る
プロジェクト・ヘイル・メアリー アンディ・ウィアー, 小野田和子
すごいなあ
よくこんなこと思いつくなあ
富士山を登っていたらエベレストが現れて、さらにそのエベレストからマグマが溢れてきたみたいな感じ
レベルが違う
空想系SFって言うのかな
た …続きを見る
利根の変遷と水郷の人々 鈴木久仁直
利根川は言うまでもなく関東一円、神奈川県以外の関東中から水をあつめ、太平洋に流れる流域面積日本一の河川だ。その利根川について書かれた本だ。内容は大きく分けて2つに分かれる。江戸時代の東遷事業と、近代の …続きを見る
上條淳士画集「1983」 上條淳士
僕と上條淳士先生との出会いはビックコミックスピリッツの『エイト』という作品で。
それがハチャメチャに面白くてドハマりして。でも4巻で打ちきりになって。その後に上條淳士という人物について調べたら『SE …続きを見る
忍びの者 その正体 忍者の民俗を追って 筒井功
民俗学を研究している著者が、古文書などによって忍者の有様について考察している。4つのケースを元に忍者について考察しているが、その実態は戦国武者、支配層によって金銭で雇われた集団で、偵察や橋の寸断などを …続きを見る