弘中アナ、可愛いですよね。番組いっぱいやってて、自分で構成も考えて、インスタグラムやYouTubeもやってて、めちゃくちゃ多忙なはずなのに本まで出すなんてどこまで仕事させるの!? って思ってました。
でも「はじめに」を読めばわかるんですけど、弘中さんが自ら望んで文章を書くようになったんですよね。アナウンサーという仕事は原稿を読むだけで、自分の核を知られていないのに「好きな女子アナランキング」とかに入れられたり、SNSで悪口を書かれたり。そんなジレンマから「本当の自分を知ってほしい!」というところからこの連載はスタートします。
で、弘中さん、かなりいい文章書きます。力が抜けていて、読みやすくて、スーっと入ってくる文章。
文章がすごくいいのと、本もすごくいいです。写真がめっちゃくちゃいい。全写真100点。判型も紙もデザインも完璧。この連載を載せたのがHanakoでよかった。マガジンハウスじゃなかったらよくあるA5判やワイド判のタレント本になっていたと思う。この形はフォトエッセイ本の新しいスタンダードになると思う。本の世界には少し革命が起こりました。
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