/
2023/12/26
木崎ひろすけ作品をすべて読みきってしまいました。もうこの世に氏の作品はなく、新たに産み出されることもありません。悲しい。
木崎ひろすけ氏のデビュー作です。雑誌の廃刊に伴う連載終了のため、風呂敷を広げる前段階で終わってしまっています。
この本の巻末に、たぶん賞かなにかに応募したであろうデビュー前の読み切りが載っているんですけど、それが凄かったです。鳥山明でした。うちにも鳥山明が来たぞ!!って感じ。これは確かに全編集者が魅了されるわけだわあと思いました。この読み切りがすっごい。
アドセンス336×280レクタングル(大)
関連記事
藤田幸久式モデリングマニュアル―雑多えんたあていめんと。 藤田幸久
先日読んだU井T吾さんのルーツが藤田幸久さんの描かれていた『プラモのモ子ちゃん』にあると知って、藤田幸久さんの本を読んでみました。
『プラモのモ子ちゃん』は版権の関係か書籍化されておらず、藤田幸久さ …続きを見る
古文書返却の旅――戦後史学史の一齣 網野善彦
著者は日本中世史の学者・網野善彦。といっても、日本史学の本流である政治史ではなく、中世から近世にかけての漁民や流通に従事した名もなき人々や、寺社の清掃や牛馬を扱う人々などを研究していた、言ってみれば異 …続きを見る
Dr.マシリト 最強漫画術 鳥嶋和彦
漫画の書き方を、漫画家目線ではなくて編集者目線から教えてくれる本
漫画家だけでなく、編集者へ向けたアドバイスも収録
マシリトってよくインタビューで「資料室にこもって漫画を読み続けていたら読みや …続きを見る
ブローティガン東京日記 リチャード・ブローティガン, 福間健二
リチャード・ブローティガンの1ヶ月半の来日の記録。来日の日々で書いた詩をまとめたもの。
タイトルは日記だけど、すべて詩。
ブローティガンといえば藤本和子さんの翻訳があってこそと思っていましたが …続きを見る