これが男の料理だ! といわんばかりの檀一雄さんの大雑把クッキング帖
目分量は目分量だ! 好きに入れろ! といった感じの適当さがいい
当時この本が出たときにはメジャーでなかった料理がいっぱい載っていて、それがウケていたらしい
その息子夫婦が、現代でも手に入れやすい素材や、大雑把だったレシピを改良し大体の目安の量とかを補足したのがこの完本版
だけど、この補足部分が蛇足だなあと思う
大雑把なのがこの本の魅力で、当時のレシピが載っているのが時代性を感じさせていいんじゃん……
単行本未掲載だったエッセイもいくつか載っているんだけど、息子夫婦のレシピは別の本でよかった気がするなあ……
欲しい人はいるだろうけど、本として美しくない
アドセンス336×280レクタングル(大)
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