100点でもいい
めちゃくちゃ面白い
僕が美術史に精通した人間ではないから、この本が真に素晴らしいものかがわからないだけで、
美術ライト層からしたら100点の本
キャンバスに線が数本引いてあるだけだったり、バナナを壁に貼り付けただけだったり、
なにを感じればいいのかわからない現代美術がどのように生まれたのか、どのように楽しめばいいのかを作家別に解説してくれる本
コンセプチュアル・アート編
ポップアート編
前衛美術編
ソーシャルアート編
の4パートで総勢23作家を解説
バンクシーやデュシャン、ウォーホルなどの大スターはもちろん、
田中敦子やゲリラ・ガールズといったあまり馴染みのないけれど象徴的なアーティストを新たに知ることができて嬉しい
寺山修司ってこんなこともやってたんだ、という発見も多数あって楽しい
現代アートの正体だったり、楽しみかただったり、掴みどころのない現代アートに対して解像度があがります
アートがわからない人ほど読んでほしい
アドセンス336×280レクタングル(大)
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