/
2023/12/06
神童と呼ばれながらもプロ棋士への狭い関門を潜り抜けることができず夢破れた青年たちのその後の物語。
将棋のプロの関門は狭い。プロになれるのは一年に二人だけ。その二つの椅子を、160人以上の子供たちが争う。
子供の頃から将棋しかせず、将棋にすべてを懸け、それでもプロになれず去っていくもののほうが圧倒的に多い世界。
彼らは将棋しか知らない。一般の社会常識も、お金の稼ぎ方も、生活のすべもなにも知らない状態で将棋以外で生きていく方法を探していかなくてはならないのだ。
もちろん、大抵はうまくいかない。悲惨な人生を送るものがほとんどだ。中にはタコ部屋で暮らしているものも出てくる。かつて神童と呼ばれたころの輝きはもうない。
近頃、スポーツ選手のセカンドキャリアを考えることが多い。
一年ほど前に、『ザ・ノンフィクション』で万引きがやめられない元オリンピック選手が特集されていた。オリンピック選手ですら、その後の生活に困るくらいだ。
サッカーのJ3の選手や独立リーグの野球選手はもっとひどい。
そんなスポーツ選手や棋士といったなんらかの人々のセカンドキャリアを支援できるサービスを作れないかと考えたりしている。
プロになれなくても、彼らは一般人より圧倒的に将棋やサッカーや野球が上手い。それは、何かに秀でているものがあるということだ。別に普通の社会人をやって生きていく必要はないのだ。
そんな、今の自分のマインドと重なりまくり、ぶっ刺さってしまった。
アドセンス336×280レクタングル(大)
関連記事
POPEYE特別編集 部屋とシティボーイ2 POPEYE
部屋の本が好きです。古くは都築響一さんの『TOKYO STYLE』や『賃貸宇宙』から川本史織さんの『女子部屋』まで。部屋の本はだいたい買っちゃう。
それと最近、家を建てたい欲が強くて。ドアノブひとつ …続きを見る
定本ライブハウス「ロフト」青春記 平野悠
ライブハウス・ロフトの立ち上げから1984年のロフト解散宣言までをロフトプロジェクトの創業者である平野悠さんが綴った本。日本のロックの夜明けであり、ライブハウスのはじまり。先日読んだ『渋谷音楽図鑑』と …続きを見る
10秒で顔が引き上がる奇跡の頭ほぐし 村木宏衣
美容院のヘッドマッサージがすごく好きなんですが、美容院が苦手なので自分でできるようになろうと思い拝読。
かけていた眼鏡を外し、見よう見まねで本に従って頭ほぐしを試してみました。
これで合っているの …続きを見る
ブローティガン東京日記 リチャード・ブローティガン, 福間健二
リチャード・ブローティガンの1ヶ月半の来日の記録。来日の日々で書いた詩をまとめたもの。
タイトルは日記だけど、すべて詩。
ブローティガンといえば藤本和子さんの翻訳があってこそと思っていましたが …続きを見る
日本車大図鑑 第2版 菊池憲司
これはスゴイ!
日本の乗用車のほぼすべてが詰まった本
現在までのすべての自動車のカタログ的な本ないかなって探してたんです
年度ごとのムック本はあるものの、アーカイブ的な本がなかなか見つからな …続きを見る