/
2025/01/17
めっちゃくちゃ面白かった
レコード、ラジオ、CD、カセット、ウオークマン、mp3、iPod、ストリーミングなどさまざまなテクノロジーが生まれた時代背景と、
新しいテクノロジーを普及させるために開発陣が奮闘したこと、
テクノロジーが導入された結果どうなったかをまとめた本
音楽はテクノロジーの矢面に立たされがちで、音楽がラジオを普及させ、衛星放送を普及させ、DVDを普及させ、映像配信を普及させていきました
ラジオはレコード業界の反対に合うし、CDもレコード業界の反対に合うし、mp3は音楽業界全体から反対に合うし、ナップスターは潰されるし、ストリーミングも音楽業界全体から反対されていました
それらをどう説き伏せてテクノロジーを飲ませたか、という人間ドラマでもあり、
プロジェクトXを見ているようなワクワク感がある
めっちゃくちゃ面白い
めっちゃくちゃ面白いんだけどめちゃくちゃ赤入れたい箇所がチラホラ
誤字やデータ誤りがめちゃくちゃ多いのと、文章のテンションが不安定
第三者に何回か読んでもらうか、作者自身でもあと何回か推敲したら完璧な本になっただろうになあ
でもそんな些末なことが気にならなくなるくらい面白い!
アドセンス336×280レクタングル(大)
関連記事
Like a balance life 村田蓮爾
村田蓮爾さんの初の画集です。漫画もすこしだけ載っていて、そこからは寺田克也さんや大友克洋さんのDNAも感じます。
1997年に発売された画集なのに古さを感じさせない世界観は、時代を反映したものではな …続きを見る
ホークライン家の怪物 リチャード・ブローティガン, 藤本和子
ブローティガンが『アメリカの鱒釣り』の13年後に書き上げた小説。
これまで読んできたどのブローティガン作品よりも小説としての色合いが強い。
一般の作家ならこれは普通の小説だけど、ブローティガン …続きを見る
西瓜糖の日々 リチャード・ブローティガン, 藤本和子
ここは地球かもしれないし地球ではないかも知れない。すべてが西瓜の糖でできている世界の話。ブローティガンの詩の世界の話。建物も服もすべてが西瓜糖製。
2つのコミューンが、そこに集まる人々の微妙なバ …続きを見る
フランス車大図鑑 CAR GRAPHIC
この世には、存在しているだけでいい本というものがあります
フランスの大衆自動車の写真とレビューをまとめたもの
プジョー、シトロエン、ルノーといったフランスを代表するメーカーはもちろん、ファセル …続きを見る
秘蔵カラー写真で味わう60年前の東京・日本 J・ウォーリー・ヒギンズ
この間投稿した『GHQカメラマン~』をAmazonで検索したら、この本がおすすめ欄に表示されて、面白そうだなーと思って購入。いやもう最高です。
アメリカ出身のヒギンズさんが軍属として来日して、休暇に …続きを見る
万延元年のフットボール 大江健三郎
大江健三郎をはじめて読みました
大江健三郎って、初期はいわゆる大衆的なものを書いていて、後期は人間の深淵を覗き込むような作風に変化していったらしい
で、この本は後期に至る転換点らしい
土着信 …続きを見る
北欧神話と伝説 ヴィルヘルム・グレンベック, 山室静
タイトルの通り、北欧神話と伝説を現地の研究者がまとめた本
どのエピソードも4ページくらいで終わり、めでたしめでたしとつくような内容で気軽に読める
主に口伝で残っている数々の伝説がまとめられています …続きを見る
U井T吾 / AVALANCHE WORKS U井T吾
U井T吾さんの画集。ISBNコードはあるものの、普通の書店では取り扱ってません。取り寄せもたぶん不可能。ネットで買うしかない。でも書泉グランデという神保町にある酔狂な書店が普通に扱っていました。神。
…続きを見る