教科書にも載っている、有名な古典ですね
男性である紀貫之が女性になりきって書いたという日記
土佐から京に帰るまでの船旅の日々
海が荒れてほとんど船が動かず、40日ほどの日記に対して実際の移動日は1週間ほどだという事実にびっくり
ほとんど港に泊まって、ひまだひまだと愚痴るだけ
枕草子みたいな面白さはなく、日記帳に書くようなとりとめのないことばかりが綴られています
だから、あのー……読み物としては全然おもしろくなかったですねえ
当時の風俗がわかるわけでもないし、ずっと船と港にいるだけだから場面も変わらないし
たとえばコロンブスの航海日誌があったとして、
ほとんどは「今日は波が強かった」「今日は穏やかだった」「今日は船員が喧嘩をしていた」というのが大半だと思うんですよ
新大陸を見つけた瞬間はそりゃあ興奮の絶頂で最高だろうけど、航海の全記録はつまらないだろうな……と思いました
ただ、なぜ土佐日記が女性の文体で書かれたかというと、
女性はかな文字を使うことができ、
漢文だけでは表すことができない感情などを描き切ることができたから、という説があります
そういう背景を知るとこの本も別の見え方がしてくるのですが……この本だけを与えられるとつまらないなあ、で終わると思います
せっかく読むなら背景を知ってからほうがいいです!
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