/
2024/12/27
大江健三郎をはじめて読みました
大江健三郎って、初期はいわゆる大衆的なものを書いていて、後期は人間の深淵を覗き込むような作風に変化していったらしい
で、この本は後期に至る転換点らしい
土着信仰と戦争と田舎と朝鮮人と
モヤモヤがすごい残るというか、人間社会ってそう単純じゃないよなというか、すべての人生がハッピーエンドであるわけがないし、すべての人生がバッドエンドでもない
例えば僕が高知の村で生活をしていくとして、高知での生活には村民や隣村の影響から逃れることができない
食事をしていくには高知県の農業や畜産業全体の状況が影響してくる
むしろ高知だけでなく東京の流行や外国の流行が入ってくる
自分が生きていくうえでも世界の影響はなにかしら受けている
ふだん生活を送るうえで気にかけたこともないようなことが全部書かれていました
すごい、大江健三郎
アドセンス336×280レクタングル(大)
関連記事
ちびまる子ちゃん展 図録 さくらももこ
2年前くらいに銀座松屋で行われたちびまる子ちゃん展の図録です。この時期めちゃくちゃ仕事が忙しかったので、展示を見ずにグッズだけ買いに行きました。展示見なくてもグッズ買えるの、好き。
あまり表に出てい …続きを見る
湯あがりみたいに、ホッとして 塩谷歩波
ちょうどいい
ちょうどいいって僕の中では最大級の褒め言葉なんだけど、受け取る側はそう取ってはくれないよね
人生変わった! とか 感動した! とか、感情の針の振り切ったところに行ってほしいって思って …続きを見る
続・秘蔵カラー写真で味わう60年前の東京・日本 J・ウォーリー・ヒギンズ
先日投稿した本の新刊。もちろん、最高な写真は前刊で全部使われてるので、1.5軍くらいの写真が中心になってくるんだけど、減点法で点数をつけるより加点法で点数をつける人生でありたい。
路面電車の写真が多 …続きを見る
芝生の復讐 リチャード・ブローティガン, 藤本和子
デビュー作『アメリカの鱒釣り』の後に書かれた短編をまとめた作品。
すっごい面白いですねえ。言葉すべてが詩的。
本というものは異世界への小旅行、他人の人生を体験するものであれば最適な作品です。
…続きを見る
ILLUSTRATION 2013
Twitterでフォローしている絵師さんが「illustrationに掲載されました!」って呟いてて、こんな本あるんだと思って購入。2013年から毎年出てるみたいですね。
これはイラストレーターのカ …続きを見る
夜と霧 ヴィクトール・E・フランクル, 池田香代子
アウシュビッツに送られた精神科医が、アウシュビッツという場での人々がどういうふうに精神に異常をきたし、どのような過酷な目に遭い、どのように生き延びてきたかを綴った本
アウシュビッツからの生還者の …続きを見る