レッチリのフリーの自伝。2019年発売。日本語版は2021年3月発行。
レッチリのフリーの自伝といっても書かれているのはレッチリ結成以前のこと。主にフリーの幼少期から18歳くらいまで。
知らないフリーばかりの本でした。読書家でジャズ好きで博学で、文章が知的。だけれどもどうしようもないドラッグ野郎でドラッグで失敗ばかりして同情よりも軽蔑が上回る。でもよくぞここまで自分の恥部を晒せるなあとも思う。
レッチリのオリジナルメンバーであるヒレルとジャックとの出会いやアンソニー・キーディスとの愛憎など現在のフリーを形作った土台だけではなく、1960年代~1980年代アメリカの社会性、国民性までもを反映した若きフリーの心の叫び。
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