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2021/10/29
前作『みちくさ日記』を描くに至った2年間が書かれたコミックエッセイ。前作はいわば道草晴子の14歳から30歳までの16年間を綴ったものだからみちくさで、今作は2年間なんだから、彼女にしてみたら2年間なんてよりみちですよね。
人生うまくいかないなーってときに読むと助けられます。
前作はもう彼女の魂で描かれたような、凄まじい本だったんだけど、今作は安らぎを手に入れて。この本に描かれていることが本当なら、彼女の今後は明るいなあ、でも人生ってそんなうまくいかないよなあとも思っています。描く人生劇場。
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