私小説(ししょうせつ、わたくししょうせつ)は、日本の近代小説に見られた、作者が直接に経験したことがらを素材にして書かれた小説をさす用語である。(Wikipediaより)
つまりこの作品は西村賢太本人が実際に経験したこと、リアルに起こったことだと思って読むとなんとも胸糞悪い気分になる。西村賢太はクズだと思う。
でも、恥ずかしくて知られたくないどす黒い感情を見せつけられているような気になっていく。
こういう人間はどこにでもいる。ニュースで逮捕されてる人、嫌な先輩、そして自分の中にもたまにいる。
そういう自分を戒める作品でもある。表題の『小銭をかぞえる』より『焼却炉行き赤ん坊』の方がスリリングでよかった。
アドセンス336×280レクタングル(大)
関連記事
令和元年のテロリズム 磯部涼
「川崎市中1男子生徒殺害事件」をきっかけに川崎の不良や在日といった暗部と、そこから這い上がり連帯する人々を描いた「ルポ川崎」の著者・磯部涼が、登戸の殺傷事件、それに触発された元農林水産省事務次官による …続きを見る
Return to AVALON -武内崇 Fate ART WORKS- 武内崇
Fateでお馴染み武内崇さんのFate画を集めた画集。ずーっとFateシリーズをやってたり、Fateにドはまりした人にとってはかけがえのない本なんだろうなあと思う。FGOしかやってない自分にとっては、 …続きを見る
クリエイターが暮らす家
家や部屋、インテリアが大好きなのでそういう本は見境なく買うんですが、これはくだらないですねえ。
載ってるクリエーターをひとりもしらないのは自分の問題なんですけど、住んでる家がみんなつまらないですねえ …続きを見る
利根の変遷と水郷の人々 鈴木久仁直
利根川は言うまでもなく関東一円、神奈川県以外の関東中から水をあつめ、太平洋に流れる流域面積日本一の河川だ。その利根川について書かれた本だ。内容は大きく分けて2つに分かれる。江戸時代の東遷事業と、近代の …続きを見る
岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。 ほぼ日刊イトイ新聞
200ページくらいありますが、2時間くらいでスッと読める、非常に読みやすい本でした。
任天堂の元社長・岩田聡さんの言葉をまとめた本です。
この本は親子の本ですね。遺伝子の本。
山内会長や宮本さん …続きを見る