電通案件に認定されて炎上したり、単行本も書き下ろしマンガのページが足りないと炎上したり、いろいろと可哀そうな100ワニ。作品や作者にはもちろん罪はなくて、この件をネガティブに言うのもやめておこうと決めていたんですけど、このコンテンツで商売する人たちの意識があまりにも低すぎて、さすがになあと思うところがあったので本書を取り上げることにしました。
本書は100ワニの絵本なのですが、タイトルにある通り、「1日目~30日目のうち、13日間を抜粋して絵本にしたよ」というものです。左ページに文章、右ページにある一日の漫画のコマ。それが13日分で26ページ。文章も1ページあたり30文字程度。ぺらっぺら。3分で読み終わる。絵本なめとんのか。こんなぺらっぺらのものを何冊かに分けて発売する意味が解らない。
100ワニに関して作者はまったく悪くないんですよ。むしろ素晴らしい作品を生み出していただいた尊敬すべき対象で。でも愛のない編集者だったり、大衆感情が読めない広告代理店だったりがコンテンツを軽んじるから、作者にもファンにも迷惑にしかならないグッズが生み出されているわけで。きくちさんが可哀そうで仕方がないです。こんなにも志が低くて性根が腐ってる本をはじめて見ました。
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