電通案件に認定されて炎上したり、単行本も書き下ろしマンガのページが足りないと炎上したり、いろいろと可哀そうな100ワニ。作品や作者にはもちろん罪はなくて、この件をネガティブに言うのもやめておこうと決めていたんですけど、このコンテンツで商売する人たちの意識があまりにも低すぎて、さすがになあと思うところがあったので本書を取り上げることにしました。
本書は100ワニの絵本なのですが、タイトルにある通り、「1日目~30日目のうち、13日間を抜粋して絵本にしたよ」というものです。左ページに文章、右ページにある一日の漫画のコマ。それが13日分で26ページ。文章も1ページあたり30文字程度。ぺらっぺら。3分で読み終わる。絵本なめとんのか。こんなぺらっぺらのものを何冊かに分けて発売する意味が解らない。
100ワニに関して作者はまったく悪くないんですよ。むしろ素晴らしい作品を生み出していただいた尊敬すべき対象で。でも愛のない編集者だったり、大衆感情が読めない広告代理店だったりがコンテンツを軽んじるから、作者にもファンにも迷惑にしかならないグッズが生み出されているわけで。きくちさんが可哀そうで仕方がないです。こんなにも志が低くて性根が腐ってる本をはじめて見ました。
アドセンス336×280レクタングル(大)
関連記事
色街百景: 定本・赤線跡を歩く 木村聡
長年にわたって日本全国の色街を訪ね歩いてきた著者が撮り溜めてきた色街の写真集。説明するまでもなく色街とは男性に性風俗を供給する女性たちがいた、売買春が行われてきた地域だ。戦後、いちおう法律で禁止される …続きを見る
HERE ヒア リチャード・マグワイア
『バーナード嬢曰く。』という読書マンガがありまして。作者がSF読みだからSFの本ばかり紹介されるんですけど、このリチャード・マグワイアの『HERE』は絵本みたいで読みやすい、とのことだったので挑戦して …続きを見る
利根の変遷と水郷の人々 鈴木久仁直
利根川は言うまでもなく関東一円、神奈川県以外の関東中から水をあつめ、太平洋に流れる流域面積日本一の河川だ。その利根川について書かれた本だ。内容は大きく分けて2つに分かれる。江戸時代の東遷事業と、近代の …続きを見る
わたしが知らないスゴ本は、 きっとあなたが読んでいる Dain
読書好きなら一度は読んだことがあるブログ、『わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる』の管理人Dainさんによる本!
めちゃくちゃ楽しみにしてました
ブログがあんだけ面白いんだから本にな …続きを見る
Like a balance life 村田蓮爾
村田蓮爾さんの初の画集です。漫画もすこしだけ載っていて、そこからは寺田克也さんや大友克洋さんのDNAも感じます。
1997年に発売された画集なのに古さを感じさせない世界観は、時代を反映したものではな …続きを見る