蒼井優のアメリカ旅行紀。といってもほとんどが写真で、帯にも「写真集」って書いてあるからこの本は写真集として出版されたんだろうけど、載っている写真はホテル周辺、室内、その辺の道、サービスエリア的な場所、どこにでもあるさびれたレストランなど、フォトジェニックとはかけ離れたなんでもない場所ばかり。
でもそれがめちゃめちゃ魅力的で、各写真についている蒼井優の一言が胸をギュッと掴む。
「なんだか幸せで照れくさかった。」という一文は、絶対に自分の文章でもどこかに使いたいと思った。
蒼井優の特別ファンというわけではないけれど、ファンでなくても心が掴まれるほどこの本はセンスの塊。素晴らしいです。
アドセンス336×280レクタングル(大)
関連記事
水と手と目 豊井祐太(1041uuu)ピクセルアート作品集 豊井祐太
現代ピクセルアートの最高峰・豊井さんの画集
豊井さんがネットに発表している絵はループアニメが多いんだけど、それを本ならではの形に落とし込む作業も行われていて楽しい
豊井さんの絵ってドット絵なん …続きを見る
表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬 若林正恭
オードリー若林さんの3日間だけのキューバ旅行記だと思ってました。ぜんぜんそんな生易しいものじゃなかった。資本主義と社会主義、持つものと持たざるもの、血縁と血の通った関係。「資本主義国家で生きる意味とは …続きを見る
IDOL STYLE 都築響一
東京の部屋の写真を撮り続け、『tokyo style』という伝説の本を産んだ都築響一さんの最新『style』はアイドルの部屋の写真集。
ただ、普通の部屋の写真集の構成にはなっていなくて、右ページにア …続きを見る
ハリー・ポッターと賢者の石 J.K.ローリング, 松岡佑子
これまで一度もハリー・ポッターシリーズを読んだことも、映画を見たこともありません。でもUSJのハリー・ポッターエリアには行ってみたいなあと思って読んでみることにしました。USJを楽しむためには映画だけ …続きを見る