くず紙。
これだけだとあまりにあれなので中身を説明すると、漫画編集者のインタビュー本。
普通、インタビュー本って
――どうやってこの漫画を描いたんですか?
「ふとしたときにアイデアが降りてきて~」
って形が読みやすいと思うんです。
でもこの本は
「どうやってこの漫画を描いたんですか?」
「ふとしたときにアイデアが降りてきて~」
と、質問者も回答者も同じ「」で括られているから読みづらいことこの上ない。
だからこんな事態が起こるわけ。
「これはいいキャラクターですよね」
「そうですよね」
もうこんなのどっちの発言かわからない。インタビュー本としての形をなしていないしこんな状態のものを売るべきではない。
あとこの作者と担当編集者がロフトでトークライブをやったのですがそれがまた最悪で、ゲストが激怒して途中で帰る有様。
作者と担当が最悪だと本も最悪に見えてしまう。百田尚樹の本だって今は誰も読みたがらないでしょう。
アドセンス336×280レクタングル(大)
関連記事
映像研には手を出すな! 大童澄瞳
既刊5刊 連載中 (2020年5月2日時点)
このサイトでは「作品は最終回を見てこそ評価が決まる」という想いから、完結した作品のみをレビューしてきました。
ですがそれだと連載中の作品を応援でき …続きを見る
AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争 庭田杏珠, 渡邉英徳
戦前・戦時中のモノクロ写真をAIの力でカラー化した写真集です。前書きにも書いてありますが、カラー化の技術向上には終わりがなく、この本に載っている写真は完成品ではなく、「2020年現在の成果物」です。確 …続きを見る
LO画集2-B TAKAMICHI LO-fi WORKS たかみち
ちょっとこれはヤバいですね。心を抉られる。エモすぎる。LOすごい。
たかみち先生の絵もすごいのはもちろん、LOの表紙デザインとコピーが併記されていることで、イラストとしての魅力と表紙デザインとしての …続きを見る
33の悩みと答えの深い森。ほぼ日「はたらきたい展。2」の本 奥野武範(ほぼ日刊イトイ新聞)
できれば仕事なんてしたくない。一生寝て過ごしたい、宝くじ当たらないかなーっていうタイプの人間なんですけど、この本読んだら仕事に対するモチベーションが上がりました。仕事って生きてくことだよなあ。
この …続きを見る
Like a balance life 村田蓮爾
村田蓮爾さんの初の画集です。漫画もすこしだけ載っていて、そこからは寺田克也さんや大友克洋さんのDNAも感じます。
1997年に発売された画集なのに古さを感じさせない世界観は、時代を反映したものではな …続きを見る