小屋はロマンだ。放浪感、遊牧感、その日暮らし感がある。俗世間から離れているのがいい。
マンションは便利だ。住み替えの不便もなにもない。東京の3LDKと札幌の3LDKと福岡の3LDKは同じだ。だから記憶に残らない。これは安藤忠雄の言葉。
不便でも自分なりの贅沢に囲まれて暮らすほうがいい。
この本に載っているのは、真の意味での成功者たちだ。会社を売却して余った金を配って承認欲求を満たすことでしか生きる意味を見いだせないような下民には一生たどり着けない場所。
朝起きて、薪が足りなければ薪を割って、食料が足りなければ裏の畑から野菜を摘んで、夜は家族と語りあって、そんなお金ではない贅沢が詰まっている。
アドセンス336×280レクタングル(大)
関連記事
忍びの者 その正体 忍者の民俗を追って 筒井功
民俗学を研究している著者が、古文書などによって忍者の有様について考察している。4つのケースを元に忍者について考察しているが、その実態は戦国武者、支配層によって金銭で雇われた集団で、偵察や橋の寸断などを …続きを見る
利根の変遷と水郷の人々 鈴木久仁直
利根川は言うまでもなく関東一円、神奈川県以外の関東中から水をあつめ、太平洋に流れる流域面積日本一の河川だ。その利根川について書かれた本だ。内容は大きく分けて2つに分かれる。江戸時代の東遷事業と、近代の …続きを見る
SDガンダム30周年大全集 サンライズ
タイトルの通り、SDガンダムの歴史をまとめた本です。Amazonの評価がめっちゃ低いですね。広く浅くまとめている本なのでまあ賛否あるだろうなあとは思うんですけど、でも個人的には、まったく知らなかった商 …続きを見る
アウシュヴィッツ収容所―写真ドキュメント
先日、ゲルハルト・リヒター展に行きまして。そこで『ビルケナウ』って新作が公開されていて。その作品が強制収容所の作品だったのですよ。
隠し撮りみたいな写真で、まさに収監者を殺そうとしてる場面で。
よ …続きを見る
東と西の語る日本の歴史 網野善彦
日本中世史を専攻している歴史学者、網野善彦が1982年と、比較的初期に著した日本の通史。といっても、弥生時代から始まり、著者の専攻分野だった応仁の乱、戦国時代や北条早雲の活躍した時代で著述は終わる。タ …続きを見る
デザインのひきだし30新しい特殊加工印刷の教科書 グラフィック社編集部
印刷の事なんて何も知らないのに装丁に惹かれて購入。さすが印刷の本。
たくさんの印刷技術を知る事ができる本。
本当それだけの本。それ専門の本。
印刷の事は何も知らないので、面白い!とは …続きを見る
THE北斎 冨嶽三十六景ARTBOX すみだ北斎美術館(奥田敦子), 葛飾北斎
ゴッホとか西洋画が好きなくせになんでゴッホに影響を受けた北斎や浮世絵をちゃんと見てこなかったんだろうと思って北斎美術館に行きました
で、葛飾北斎による浮世絵は、この有名な富嶽三十六景以外にも諸国 …続きを見る