90-99点

ひきこもらない

気軽な文体が好きだ。高尚なものは苦手だ。phaさんの今度出る新刊が、これまで扱ってこなかった自身の恋愛やセックスをテーマにしているやべー本とのことなので積み本を消化。phaさんの旅に対する考え方やシェ …続きを見る
BY: takahashikazuna

AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争 ,

戦前・戦時中のモノクロ写真をAIの力でカラー化した写真集です。前書きにも書いてありますが、カラー化の技術向上には終わりがなく、この本に載っている写真は完成品ではなく、「2020年現在の成果物」です。確 …続きを見る

凍った脳みそ

ロックバンド、アジアン・カンフー・ジェネレーションのフロントマンである後藤正文氏がプライベートスタジオ、コールド・ブレイン・スタジオ=凍った脳みそを完成させるまでのエッセイ。記録。冒険譚。ゴッチが日頃 …続きを見る

見果てぬ日本 司馬遼太郎・小津安二郎・小松左京の挑戦

政治思想史研究者による、3人の作家、映画監督の評論集。著者の丹念な下調べと膨大な知識量から紡ぎ出される作品論は読み応え抜群で、ただ3人を並べているのではなく、未来志向のSF作家・小松左京、過去のロマン …続きを見る

東京最後の異界 鶯谷

実話誌を中心にノンフィクションの分野で活躍する本橋信宏が、街をテーマに書き上げた連作ルポルタージュの1作目だ。鶯谷というとやはり風俗の街なので、そうした街ができた経緯から、実際に韓デリで働く若い女性、 …続きを見る

鬼降る森

著者の生まれ育った高千穂の風土を描ききった一冊だ。高千穂というと宮崎県の、延岡から東に5-60km、熊本県の阿蘇山との間の県境の険しい山合いの町で、天孫降臨の神話の舞台となった地でもある。だが著者の描 …続きを見る

俺と師匠とブルーボーイとストリッパー

桜木ワールド全開のエンタメ小説だ。カルーセル麻紀の青春時代を描いた「緋の河」、怪我によってステージから降りたストリッパーがショーパブ経営を経て復活する「裸の華」など、夜の歓楽街を舞台に数々の作品を出し …続きを見る

葛橋

表題作など3作の中編を収録した小説。表題作の「葛橋」は妻の突然の事故死のショックから立ち直れない男が、故郷の高知に帰ってきて、葛の吊り橋を渡り、似たような境遇の女のもとに通い…という話。葛で編んだ橋は …続きを見る

道祖土家の猿嫁

土佐の、おそらく仁淀川と思われる、贄殿川流域の山村を舞台にした大河小説だ。かつて士族だった村の名主に嫁いできた、その容貌から猿嫁と呼ばれた蕗の、明治から昭和に及ぶ90年あまりの人生を描いている。明治初 …続きを見る

パライゾの寺

パライゾとはポルトガル語で楽園・天国を意味し、隠れキリシタンが崇めたところだ。幕末から20世紀半ばにかけての土佐の民俗を、宮本常一と思しき学者に人々が話すところから物語がはじまる、7つの短編集で、表題 …続きを見る

梟首の島

上下巻で800ページを超える分量もあり、少し読み進めるのが辛いかもしれないが、明治維新後の自由民権運動と女性の権利向上を真正面から捉えた大作だ。梟首とは処刑され、晒された首のことだ。物語は、父親が西南 …続きを見る

サカナとヤクザ

アワビ、ウナギ、ウニ、ナマコにカニ…高級な海産物がヤクザらによって密漁され、市場に流されていたら…という、知る人ぞ知る漁業と暴力団の関係を暴いた本だ。著者はヤクザを取材するうちに、東電など電力会社を頂 …続きを見る

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