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2026/03/06
満州事変に関わった、なにも知らない下っ端日本兵の日記
満州事変というのは、日本が起こした自作自演の出来事、というのは教科書を通じて我々は知っていますが、
では実際に現場の兵士たちはどこまで知っていたのでしょうか
それについて、この日記が発掘されるまではほぼ空想で語られてきました
満州事変に参加した(敵の中国人に爆弾が仕掛けられたと思い込んで掃討作戦に当たった)下っ端のこの兵士の日記には、
兵士自身がいまどこにいるかもわからず、どんな敵と戦っているかも知らず、上司の命令のままに移動や戦闘を繰り返す、日本軍の駒としての日々ばかり
2~3日の遠征だと聞かされ行軍に出れば、あの地の同胞が助けを呼んでいる、と山をいくつも超えさせられ、
それが終われば今度は逆方向から要請が来ている、の繰り返しでいつまで経っても基地に戻れない
天皇陛下からのタバコを家宝とし、満州事変は中国人が起こしたものだと信じ込み、戦争プロパガンダに見事に染まったひとりの青年の疑いのない日々
なんっにも知らなかったんだなあ
なんっにも知らされてなかったんだなあ
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