/
2025/02/13
益田ミリさんとかアジカンのゴッチとかいい人のいい本をいっぱい出しているミシマ社の社長のミシマさんが出版業界に対する危機感や自社の火の車っぷりを書いた本
なにかに連載されたものではなく、ほぼ書き下ろしで、気持ちが乗ったときだけ書く、という形式だから文章に常にドライブ感がある
序文を書くのに5年かかり、あとは書くべきことが見つからない日々
そして訪れるミシマ社の倒産危機と紙への希望
ミシマ社がいい本をいっぱい出している理由がわかるなあ
とにかくフットワークが軽い
どこへでもすっ飛んでいくし、仕事したいひとにはとにかく連絡を取る
編集者ってあらゆる職業の中でもなんでもできる理想の仕事のひとつだと思うんだけど、みんな忙しくて日々の仕事で精一杯になってしまう
連絡もメールか電話、あこがれの人に仕事を依頼するのもおっかなびっくり、その地位をフルに使えているひとってあんまりいない
ミシマさんの行動力と情熱は、編集者という職業の可能性を教えてくれる
アドセンス336×280レクタングル(大)
関連記事
少女・ネム 増補版 HIROSUKE KIZAKI MEMORIAL EDITION 木崎ひろすけ
数年前にマンガ編集者のトークショーに行きまして。阿佐ヶ谷ロフトA系の。そこでコミックビームの奥村編集長に「これまで出会ったなかで一番の天才漫画家は誰ですか」みたいな質問が飛びまして。奥村さんの回答が木 …続きを見る
完全版 アンネの日記 アンネ・フランク, 深町真理子
2014年、バックパッカーをしているときにアンネ・フランクの家に行きました
そこで感銘を受け、帰国後即この本を購入
でも読書習慣がなかった当時の自分は500ページの文庫本を読むのは厳しくずっと積ん …続きを見る
良いコミックデザイン KT
漫画の優れた装丁を集めた本。著者は、毎年ブログで「この装丁がすごい!」を発表しているKT氏。デザインスキーにとってはたまらない本です。
こういう本って、第三者の目から見ても「いい!」と思えるものが載 …続きを見る
令和元年のテロリズム 磯部涼
「川崎市中1男子生徒殺害事件」をきっかけに川崎の不良や在日といった暗部と、そこから這い上がり連帯する人々を描いた「ルポ川崎」の著者・磯部涼が、登戸の殺傷事件、それに触発された元農林水産省事務次官による …続きを見る
パーティーが終わって、中年が始まる pha
帯文、元「日本一有名なニート」になったんですね
もうニートではなくなったんですね
年を取ることについての社会的な居心地の悪さを、SPA!の「中年サラリーマン老害」以外の切り口で語る本ってほかに …続きを見る
岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。 ほぼ日刊イトイ新聞
200ページくらいありますが、2時間くらいでスッと読める、非常に読みやすい本でした。
任天堂の元社長・岩田聡さんの言葉をまとめた本です。
この本は親子の本ですね。遺伝子の本。
山内会長や宮本さん …続きを見る
ハンバーガーちゃん絵日記 ハンバーガー
超ツイ廃のハンバーガーちゃんの絵日記。
ハンバーガーちゃんの可愛さがすべて。
この表紙絵に惹かれたらそれだけで買っていい。
作者本人を美少女化して絵日記を描く、というのはルーツさんだったり矢 …続きを見る