タイトルだけを見て、
「おじいさんは3千円を使って公園に花を植え、公園に遊びに来るみんなが幸せになりました」みたいな、
ただ漠然と買い物に3千円を使うんじゃなくて豊かな使い方をしましょう、みたいな本だと思っていました
全然違った
ちょっとネタバレしますね
毎月3000円を貯蓄して複利で回すだけで家を買えるくらいに金が貯まる、という本でした
それをやわらかい物語で書いている
びっくりした
実用書みたいな小説だった
このゆるふわな装丁と相まって、
何気なしにこの本を買った人は思いがけない角度から殴られたような衝撃を受けたと思う
びっくりしたなあ
まさかこの感じの本で実用書だと思わなかった
アドセンス336×280レクタングル(大)
関連記事
ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で ジョン・M・マグレガー, 小出由紀子
点数をつけるのが不可能
ヘンリー・ダーガーはもちろん存在は知っていましたが、はじめてその作品を見ました
孤高のアーティストという響きだけを聞くと、その作品になにか神秘的なものを感じてしまうけど …続きを見る
すばらしきパーティジョイの世界 坂本犬之介, オフィス新大陸
私、レトロゲームのグッズを買うのが好きで。初代ファミコンのマリオとか、SDガンダムとか。そういった、レトロゲームのグッズをメルカリとかで漁っていると、パーティジョイっていうボードゲームをよく見かけるん …続きを見る
江口寿史美人画集 彼女 江口寿史
江口寿史さんの彼女展に行きまして。江口寿史ってずーっと絵がうまいなあーすごいなあーと感銘を受けて5万円くらいする複製原画まで買ってしまいました。
江口寿史の絵って5年10年では消費されないところがす …続きを見る
俺と師匠とブルーボーイとストリッパー 桜木紫乃
桜木ワールド全開のエンタメ小説だ。カルーセル麻紀の青春時代を描いた「緋の河」、怪我によってステージから降りたストリッパーがショーパブ経営を経て復活する「裸の華」など、夜の歓楽街を舞台に数々の作品を出し …続きを見る
いのうえの 満月篇 三日月篇 井上雄彦
2008年に行われた「井上雄彦最後のマンガ展」の図録。先日の井上雄彦本を読んで、井上雄彦熱が高まったのでメルカリで購入。メルカリは便利だ。出品のハードルが低いから、これまで埋もれていた商品がいっぱいで …続きを見る