伝説のAV女優、つぼみちゃんの自伝です
終身名誉処女としてAV界を引っ張り続けましたね
つぼみちゃん、現役時代は常に色んな人の話題にあがっていましたけど、引退されてからは自然に話題になることもなくなって、AV業界の諸行無常さを感じています
AV女優という職業を16年も続けてきたつぼみちゃん、いったいどういう哲学を持っていたら16年もAV女優を続けられるのか気になりますよね
本書にはその答えが書かれていました
つぼみちゃんには哲学なんかない
哲学を持っていたらむしろすぐに辞めてしまっていた
ただ居心地がいいから続けていた
続けていることを辞めるのにはエネルギーがいる
辞めるエネルギーがないから続けている
それだけ
以前、僕の上司がつぼみちゃんを撮ったことがあって、その時の印象をこう語っていました
「彼女には自分というものがない。言われたことを『はい、わかりました』といってやるだけ」
その時の上司の言葉が腑に落ちました
彼女には自分がないからこそ、つぼみというキャラクターを続けることができたんですね
あまりに空虚で、だけど真実で
わたしは空虚です、ということがこの本にはずっと書かれています
この本でつぼみちゃんは「私の人生に他人が入り込むことがすごく苦手」と書かれていて、いまは別名で生存報告をしてくれていますが、
たぶん結婚されることもなく、自由な人生を生きているんだろうなあ、生きていてほしいなあと思いました
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