ドン・キホーテ、有名ですよね
「史上最高の文学百選」で1位に選ばれた、ということを知り挑戦してみました
合わなかったなあ~
合わないと思うたびに、「これは史上最高の文学なんだ」と自分を鼓舞し、情報を読み、元本には上下巻があるということ、文庫版は全6巻であるということ、作者は本書の権利を格安で売払困窮していたことなどを知り、理解を深め、読み進めていきました
すると、中盤から一気に話が動き出し、怒涛のラストへ
え? 1巻ここで終わり? この先どうなっちゃうの? めっちゃ面白いじゃん! 続きを読もう!
と思って2巻を探すもどこにも見つからない
この本、全6巻の文庫版ドン・キホーテのなかから面白い章を厳選して抜粋して一冊にまとめたものだそう
4ページまんがで読む名作小説みたいなものを読む意味がわからない私にとっては天敵みたいな本でした
全部読んでこのラストにたどり着きたかったよ~
ちゃんと調べて読めということですね、はい……
でもドン・キホーテがずっと狂っててきつかったなあ~
生粋のドラブルメーカーで、この人が巻き起こすドタバタ劇を楽しむような本なんだけど、ドン・キホーテがマジキチすぎてしんどかった、合わなかった
迷惑系ユーチューバーみたいだった
ちゃんとした形で出会いたかった
中盤の驚きを最大限味わうために、これから読む人は完全版をぜひ読んでほしい
この表紙の岩波少年文庫版には気をつけろ!
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