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2025/01/17
ひとは生まれながらにして罪を背負っているっていうのは本当のことかもしれないね
人間の誕生から現代に至るまで、人間はどのような生活を送り、どのように発展し、どのように……と、人間にまつわる無数のどのように、をまとめた本
農耕生活のはじまり、宗教のはじまり、科学のはじまり、差別のはじまり、戦争のはじまり、グローバル社会のはじまり
人間の世界は争いがつきもので、ホモ・サピエンスはクロマニヨン人を絶滅させ、数多くの動物を絶滅させ、白人は先住民族を絶滅させ、人間の業を嫌というほど見せられる
人間は生まれながらに罪を背負っている、というのは言いえて妙だなあ
いま世界ではキリスト教とイスラム教が宗教の2大巨頭だけど、キリスト教とイスラム教がどのように広まったかはわかっても、キリスト教とイスラム教がなぜ広まったかはわからない
それは歴史の当事者しかわからない
現代でもどのように殺人事件が起きたかはわかっても、なぜ殺人事件を起こしたのかは当人でなければわからないように
この本は単行本から文庫になったんだけど、単行本の時点では大きな戦争もなく、「われわれははじめて平和な時代を生きている、だがこれはこれからも続くのか、次なる戦争が起こるのかはわからない」とあとがきに書いてありましたが、文庫版ではロシアとウクライナの戦争に触れられています
これまで歴史って過去のことを学ぶ学問だと思っていたけど、大いなる流れの真っ只中に我々はいるんだなあと思いました
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