小屋はロマンだ。放浪感、遊牧感、その日暮らし感がある。俗世間から離れているのがいい。
マンションは便利だ。住み替えの不便もなにもない。東京の3LDKと札幌の3LDKと福岡の3LDKは同じだ。だから記憶に残らない。これは安藤忠雄の言葉。
不便でも自分なりの贅沢に囲まれて暮らすほうがいい。
この本に載っているのは、真の意味での成功者たちだ。会社を売却して余った金を配って承認欲求を満たすことでしか生きる意味を見いだせないような下民には一生たどり着けない場所。
朝起きて、薪が足りなければ薪を割って、食料が足りなければ裏の畑から野菜を摘んで、夜は家族と語りあって、そんなお金ではない贅沢が詰まっている。
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