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2021/10/29
『アメトーーク!!』の読書芸人の回か、なにか本を大きく扱った番組で取り上げられていて、この本を読んだ出演者たちのリアクションがすごかったので読んでみようと思って買いました。番組で紹介されていたのは新書版ですが、こちらは文庫。
作者が、病床に伏せた妻を喜ばせるために毎日原稿用紙三枚ほどの短編小説を書き、それをまとめたものです。実話です。
最終回のためにすべてがあり、最終回がこの本のすべて。
毎日物語を書けばもちろん出来不出来あるし、原稿用紙三枚では限界もある。だからこそ原稿用紙三枚の最終回が素晴らしく意味を持つ。時間がないなら邪道読みだけど、最初の数話と最後の五話くらい読むだけでもいい。それでも十二分に伝わるから。
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