/
2021/10/29
気軽な文体が好きだ。高尚なものは苦手だ。phaさんの今度出る新刊が、これまで扱ってこなかった自身の恋愛やセックスをテーマにしているやべー本とのことなので積み本を消化。phaさんの旅に対する考え方やシェアハウスより外側のことを綴った本。読みやすくていいですね。phaさんの文体は着飾っていないからいい。タレントさんのエッセイはなんでみんな高尚な文章を書きたがるんだろうと思う。身近にあるお手本(売れているエッセイ本)がどれも高尚な文体だからというのもあると思うけど。
大喜利だって高尚で権威付けしようとしているIPPONグランプリよりゆるゆるな内村プロデュースのほうが遥かに面白い。
世の中にもっと自然な文章が溢れたらいいのにな。
アドセンス336×280レクタングル(大)
関連記事
キドナプキディング 青色サヴァンと戯言遣いの娘 西尾維新
西尾維新読者は西尾維新を信用していない。
それはつまらないとかそういう意味ではなく、主人公が抱いている感情や、登場人物たちの発言や、繰り広げられている舞台そのものが嘘である、という意味で。
だから …続きを見る
常識やぶりの天才たちが作った 美術道 パピヨン本田
めっちゃくちゃ面白い
美術ライト層である僕にとっては100点
キャンバスに線が数本引いてあるだけだったり、バナナを壁に貼り付けただけだったり、
なにを感じればいいのかわからない現代美術がどの …続きを見る
ロッキング・オン・ジャパン 2024年 07 月号 ROCKIN'ON JAPAN
小柳さんのインタビューが読めることって幸せですよ
Adoという、情報のとっかかりが歌しかない人に対して、
ここまで深いことが訊けるんだというか……神がかり的なインタビューというか……
Ado …続きを見る
愛のゆくえ リチャード・ブローティガン, 青木日出夫
リチャード・ブローティガンのなかでももっとも長く、小説らしい作品。
巻末に高橋源一郎さんのコラムが載っていて、高橋さんはブローティガンのなかでもこの『愛のゆくえ』が一番好きらしい。
舞台は図書 …続きを見る
Bonsai 盆栽 新装版 小林國雄
盆栽ってこんなにいっぱい種類があるんですね
片ページに盆栽の写真、もう片ページにその樹木の解説
しかも、ただ種類を紹介するんじゃなくて、松なら松の一級品を、楓なら楓の一級品の盆栽を収めている
…続きを見る
タミヤ公式 ミニ四駆 パッケージアートコレクション 上 タミヤ
こんなおっさんホイホイな画集が出るなんて……
amazonレビューが変に低いのは、上下分冊商法だからでしょうか
たしかに一冊にまとめられるし、製本が危うくてページが取れるんじゃないかと心配になる
…続きを見る